むくろじは、ムクロジ科の落葉高木です。山地に自生し、雌雄を兼ね備えており、夏には淡緑色の小花が円すい状に集まって咲きます。果実は球形で10月に熟します。 果実の皮は、サポニンを含み、水につけてもむと泡が出ることから、せっけんの代用にされました。黒い球形の種は、羽根突きに使う追い羽根の球や数珠に利用されています。 軽部神社のむくろじは、社殿の西側に2本あり、清音地区では有数の大木です。樹齢は不明ですが、軽部神社が延宝6(1679)年に造営されており、このとき植えられたものであるならば、300年を超えるものです。
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