四世高先和尚の墓石
よんせいこうせんおしょうのぼせき
墓石が置かれた銀海山華蔵院は、臨済宗天竜寺の末流の寺です。寺伝によると、備中守護細川満之が建立した後、天竜寺を開いた夢想国師の弟子である黙翁和尚を招いて開山したとされています。
高先和尚については、詳しい業績は分かっていませんが、寺を開いた黙翁和尚から数えて四世にあたり、明応9(1500)年に亡くなっています。 高先和尚の墓は、石灰岩で作られた無縫塔で、八角に面取りされた中台の表面に「高先和尚」、裏面に亡くなった日の「明応九祀十一月十九日」という刻銘がかすかに読み取れます。
名称 | 四世高先和尚の墓石 | |
所在地 | 総社市影 |
指定区分 | 市指定 石造美術 |
時代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和46(1971)年5月25日 |
管理者 | 華蔵院 |
大きさ・寸法 | 高さ約80cm |
| 無縫塔 卵塔ともいい、台座の上に卵形の塔身をもつものをいいます。禅寺の開山塔や、禅僧の墓標として用いられます。
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