一丁ぐろ古墳
いっちょうぐろこふん
古墳時代前期前半(4世紀前半頃)に築かれた前方後方墳です。高梁川を眼下に臨む、眺望のよい丘陵尾根の頂上に築かれており、周囲にも多くの古墳が見つかっています。
平成23年度から実施された確認調査によって、全長約70mであることがわかりました。大型の前方後方墳は岡山県北部で多く確認されていましたが、一丁ぐろ古墳は岡山県内でも2番目に大きく、県南部では最大の前方後方墳となることがわかりました。また、調査時には円筒や壺の形をした埴輪が出土しており、当時の古墳祭祀を考える上で貴重です。
名称 | 一丁ぐろ古墳 (ぐろ は 土丸 と書く) | 一丁ぐろ古墳(南東から) |
所在地 | 総社市秦 |
指定区分 | 県指定 史跡 |
時代 | 古墳時代前期 (4世紀前半頃) |
指定年月日 | 平成28(2016)年2月5日 |
管理者 | 秦地区有林管理組合・ 南秦三部落自治会 |
形式・構造など | 前方後方墳 |
大きさ・寸法 | 全長約70m |