「矢田部首人足」銘セン
「やたべのおびとひとたり」めいせん
センとは、粘土を型で固めて焼いたレンガのようなものです。このセンは、昭和初年以前に、新本川上流域から小田川流域の範囲で採集されたものと思われますが、詳しいことはわかっていません。刻銘から買地券の一種と考えられます。
買地券は、土地の神や冥界の神々に、死者の魂の平安と子孫の繁栄を願って、墓域を金品で買収したことを記し、土地に埋めるものです。 ※センという漢字は、「土」偏に「専」と書きます。
名称 | 「矢田部首人足」銘セン |  |
所在地 | 総社市新本 |
指定区分 | 県指定 考古 |
時代 | 奈良時代 |
指定年月日 | 平成3(1991)年4月5日 |
管理者 | 個人(岡山県立博物館寄託) |
大きさ・寸法 | 長さ28.4~29.4cm 幅12~14cm |
 | 【刻銘】(宝亀7年は776年)
|