流産・死産等を経験された方へ(グリーフケア相談)
ご相談はご本人様だけではなく、パートナーやご家族からも可能です。ご自身の気持ちを話ししたいときや誰かに相談したい時など、いつでもご連絡ください。
(1)グリーフケアとは
大切な人を亡くした時に起きる様々な反応のことを「グリーフ(悲観)」と言います。
グリーフケアとは、大切な人を失った喪失感や悲しみを乗り越えようとしている人たちに寄り添い、援助していくことです。
大切な人の死は誰もが経験することですが、そこから生きていく道のりは一人ひとり違います。
ご自身のお気持ちを話し、周りの方とつながることで、少しずつ気持ちが軽くなるかもしれません。
つらい気持ちや悲しみを抱えたまま、誰にも話すことができない孤立した方もいるため、適切な支援につながることが
できるよう、相談できる場所や利用できる制度、手続きの情報をまとめました。
悲しみを持ちながらも、少しでもこれからの人生で安らぎを感じる時間が訪れることを願っています。
(2)必要な手続き
◆死産届
妊娠12週以降の死産又は流産された場合は、死産又は流産した日から7日以内に届出をする必要があります。
【お問い合わせ】総社市市民課☎0866-92-8247
◆出産育児一時金
妊娠12週(85日)以降であれば、死産、流産となられた場合も支給されますので、ご加入の健康保険組合でご確認ください。総社市国民健康保険に加入されている方は、総社市健康医療課(☎0866-92-8257)へお問い合わせください。
◆出産応援給付金
令和4年4月1日以降に総社市で妊娠届出をされた方は給付の対象となります。流産や死産を理由に返納する必要はありません。【お問い合わせ】総社市こども課☎0866-92-8261
◆産後休業(働く女性が流産や死産があった場合)
対象者:妊娠4か月以降に流産・死産した女性労働者。
内 容:事業主は、原則8週間、就業させてはなりません。(本人が請求し、医師が支障がないと認めた場合には、6週間でも可。)
◆母性健康管理措置
対象者:流産・死産後、1年以内の女性労働者(妊娠の週数は問わない)。
内 容:医師等から出血や下腹部痛等への対応として、一定期間の休業等の指導が出されることがあります。事業主は、健康診査を受けるための時間や時間の確保や、医師等からの指導事項を守ることができるようにしなければなりません。
※詳しくは、こども家庭庁ホームページ「流産・死産を経験された方へ」、厚生労働省委託「働く女性の心と体の応援サイト」をご覧ください。
(3)利用できるサービス
◆産後ケア事業
産後のこころとからだのケアやサポートを目的に、死産や流産を経験された方も産後ケアを利用することができます(産後1年以内)。
【お問い合わせ】総社市こども課☎0866-92-8261
◆産婦健康診査
死産や流産の後の体調確認として、産婦健康診査を医療機関で受診することができます(産後8週間まで)。
【お問い合わせ】総社市こども課☎0866-92-8261
(4)相談窓口
(5)地域で活動する自助グループのご紹介
◆『ママとたまごの会』
不妊症・不育症の方などで流産や死産を経験されたママたちが、気軽に話し合える仲間のネットワークとして発足。入会には会員登録(無料)が必要です(インターネットでも可能)。
ママとたまごの会のメンバー同士で、年に数回交流会を実施しています。
【お問い合わせ】 ☎ 086-235-6542(TEL&FAX)
✉ funin@okayama-u.ac.jp
◆自助グループ『なないろのおはな』
岡山市内の天使ママ、不妊治療中の方々の自助グループです。1か月に1回お話会を開き、同じような経験をした方同士が集まって話をしています。同じような経験をした方とここに来れば繋がれる、「ひとりじゃない」と感じてもらえる場です。
お話会は、第2金曜日・第4金曜日に開催しています。
【お問い合わせ】 ☎ 080-9985-5711
✉ kinop0223@yahoo.co.jp