先輩移住者の声(総社市中尾・増田さん)
『自分たちが作った野菜が並ぶ食卓を家族で囲む。そのための移住でした』
| 増田進介さん 妻・亜裕己さん
職業:自営業 年代:30代 世帯構成:夫婦・子1人 移住年:2015年5月
東京都⇒総社市中尾
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移住を決めたきっかけ
東京在住中は夫婦共働き。忙しかったけれど、経済的にも余裕があり満足していました。ところが、子どもが生まれたことで価値観が一変。これまでは、極端な言い方をすれば、家族との時間を犠牲にする代償として多くの収入を得、ぜいたくもできました。でも、これからは家族で一緒に過ごすことを第一にしたい。お金では得られない「豊かさ」があることに気がついたんです。私たちの理想とする豊かな生活とは、「自分たちで作った野菜が並ぶ食卓を、家族みんなで囲む」こと。その生活を実現するため、自然豊かな総社市へ移住を決めました。
現在の生活について
移住先には、自分たちの食べる野菜を自分たちで作ることのできる生活観を考えていました。希望がかない、現在は畑のある一戸建ての借家暮らし。畑では10種類ほど野菜を作っています。庭に空いているスペースがあるので、ここにパンを焼く石釜を作り、週末だけパン屋を開くことも計画中。この借家はもともと空き家で、大家さんに自由に使っていいよと言われているので、壁や床の修繕も自分たちで行いました。食べ物や住む家など、生きていくために必要なものを、自分たちの手でまかなっていく。そんな日々に充実を感じています。
移住を検討されている方へのメッセージ
移住した先でどんな生活をしたいのか、しっかり考えておくことが大切。僕たちは「自分たちの作った野菜が並ぶ食卓を、家族みんなで囲む」ことでした。軸をきちんと定めておくことで、移住候補地を下見した際に、目指している生活が実現できるかどうか、一つひとつ確認できると思います。私たちの暮らす総社市昭和地区は移住促進に力を入れていて、一般家庭に泊まる「民泊」や、地元の観光地を地域の若者と巡る「田舎暮らし体験」など、さまざまな移住体験イベントを開催しています。これらを利用して現地の様子を肌で感じてみてください。