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令和6年度
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11月定例市議会前の記者会見(令和6年11月22日)
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皆さんどうも大変お世話になります。これから11月末から議会が始まってまいりますけれども、その前に私の方から二つ、最近の思いについて申し上げたいと思いますが まず103万円の壁についてなんですけれども、私はこの103万円の壁というものについて、国が税のあり方を変えていくということに反対はしません。むしろ総社市民の給料袋の中身が増えていくということは歓迎であります。そのことによって市民の購買力が上がって総社市の経済の循環が良くなるということについては、全くもって同感でありますけれども。今ですね、総社市過去最高税収で非常に喜んでおりまして、これは幾多の要因があってですね、総社市の地価が上がっている、固定資産税が上がっている、それから人口が微増している、それからこういう人口っていうのは動態調査の5年前に行う国勢調査の数字が上がっているから交付税の金額が上がっていっているということも一助であるんですけれども、その全国で7兆円の財源を埋めるということについて、総社市側で試算すると88億円の税収のうち11.1億出せという話になります。もし基礎自治体にそれを求められるんであれば、総社市から11.1億円出しなさいと、これがこれから我々基礎自治体が財政運営をしていく中ではですね、不可能な数字、実現困難な数字であります。
従ってですね、私はこの11.1億円について、これから国の中で自公国民民主、話し合いがなされると思うんですけれども、これを全て基礎自治体に出しなさいというのは断固反対であります。国はやはり地方のことを、基礎自治体のことをよく考えて対処してもらいたい。国の法律によってですね、地方が右往左往するっていうのはいかがなものかと思っているので、最低でもこの11.1億は交付税で補うであるとかですね、やはり地方をおもんぱかった財政運営を行ってもらいたいというふうに思います。
一方で兵庫県知事選挙でありますけれども、兵庫県の市長会の22名が立ち上がって反抗してみんなでもって行ったとかどうのこうのありましたけれども、それも選挙であります、それも選挙。でも、あの選挙の中で私が一番感じたのは、SNSのあり方ですね。SNSは政治で選挙で使われたっていうことで看過しないで、何が言いたいかというと、我々昨日、幹部会議やったんですが、これからの行政の我々、市役所軍団がですね、市民に対して発信していく能力、これについてはSNSをも駆使して、この時代の波に乗り遅れないようにしなければならないぞということを改めて幹部職員との間で認識を一つにしたところであります。これから一つの発信のツールとしてですね、なかなか我々市役所側はSNS不得意なんですけれども、そういうものを取り入れて市民との距離を近づけていくということは、これからの我々の行政の一つの大いなる役割になるんじゃないかとそのように感じております。
それでは11月定例議会の主だったトピックスについて私の方から申し上げたいと思います。まずはですね、来年の4月21日に新しい新庁舎が、市役所がですね、オープンしていくわけでありますが、それについて準備を進めていく議会となってまいります。
まず一点目でありますけれども、この市役所、一体何が売りなのかということで言えば、まず1は、1階のワンストップです。全ての事務処理、市民の願い事、お越しになった市民の方々の要望、事務処理について1階で全て完結していく完全ワンストップ化っていうのを目指していきたいと思ってます。それにまつわる、総社市役所の機構改革でありますけれども、ワンストップ、すなわち日本で一番市民に優しい市役所。これを作っていかなければならないということで、窓口業務を集約化して、これまでの窓口に殺到する部分を全部一括して受けるというところにワンストップ課というものを設けて、日本一優しい市役所推進室というものも合体させて、市民と向かい合ってスピーディーにワンストップで日本一優しいという部を新たに構築する。その名称を「あたたか市民部」という名称で一括りにして、外国人の方々の多文化共生も含め、あるいはDX、AIなどの推進なども含め、先ほど申し上げましたSNSなども含め、全て市民と向かい合っていくポジショニング。それをひとまとめにしてあたたか市民部という部を作っていきたいと思います。
今、隔週に、土日に内覧会をやっております。これがかなり好評でですね、今1100名の予約、既に終わった方々と予約の方を集めると1100名ということを年内にやってまいりますけれども、その中で新しい市役所、向かって左側の議会棟の1階がですね、コンサートホールになっております。これを行政用語で言うと、多目的ホールと言われるんですが、ここのホールの名前をですね、公募したいと思っておりますので、市民の方々のつけた名前で、新しいネーミングをやっていきたいというふうに思っております。人事もしかり、機構改革もしかり。そして、工事そのものもしかりですが、ちょうど来年が総社市政20周年でございまして、本来であれば3月22日なんですが、ちょっとそれ引っ越しとなんやかんやで、できるコンディションにないので、家移りをした後にですね、創立20周年は行いたいと思います。創立20周年の実行委員会というのを作ります。それは20歳の学生、社会人もいますが、新成人を祝う会の実行委員会のメンバーに取り計らってもらいたいというふうに進めてまいりたいと思います。
以上が市役所でありましたが、次にですね、1月2日から能登支援をずっとやってまいりましたけれども、明日私が輪島に行きましてですね、野口健さんのピークエイドと私ども行政体と共同で記者会見をして今後のあり方について発表していきたいと思います。今、輪島の坂口市長から求められているものについてどう進めていくかについて、明日皆さんに発表したいというふうに思っております。これ気の長い話になっておりまして、地震でやっと復興に追いついたかと思ったときに9月の豪雨で、それがもう諸共流されてしまった、それをどう補っていくかっていうテーマについてですが、今頂いているお金や寄付金、支援金などについて来年の3月31日までのスパンでどれだけやっていけるかということにトライしていきたいと思っております。
それから野口健環境学校なんですけれども、今年全15校が、1年に1校ずつ野口健環境学校を行っておりましたが、最終の年になりまして、総社小学校の環境学校をもって野口健環境学校が終わりということになります。で、それに代わってですね、今年からスタート、山の中の環境留学、昭和五つ星学園の名誉校長になっていただいている野口健さんの新たなる環境教育というものを、この12月2日に野口健氏が五つ星学園に来て、山の森林伐採作業など子どもと一緒に森林を森作りをやっていこうということで環境教育をスタートさせていきたいと思っております。私からは以上であります。よろしくお願いします。
8月定例市議会前の記者会見(令和6年8月26日)
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今日はどうも大変ご苦労様でございます。地方の首長がですね、気にすることって一体何だと言えば、それは市民の生活の幸福感であったりとか、弱い立場にある方々に対する政策の遂行であるとか。そういうことを目指してやっていくわけですが、その幸福度であるとか、住み続けたさであるとか、そういうものを数字で表されるのが二つ大きくあって。一つは財政、もう一つは人口ということになります。
財政につきましては、令和5年度の決算が確定いたしまして、一般会計で3.7億円の黒字。過去最大の税収ということになりました。これはコロナを乗り越えてですね、さまざまな紆余曲折があった中で市税、固定資産税などなどがピークを振ったということは、市民の皆様方に対して心から感謝を申し上げたいと思いますし、またさまざまなインフラ整備、特にハードものを乗り越えていきながら、市役所あるいは学校給食センターであるとかさまざま、7つ8つやってきた中で、なおかつ災害の単市持ち出しが100億近くある中で、そういう中で現在の預貯金、行政的に言うと財政調整基金と言いますが、これが75億6000万円まで過去最高積み上がっているということについては、職員さん、そして多くの市民の方々、企業団体などなどに心から感謝を申し上げたいと思っております。
それから一方で人口でありますけれども、7月8月この暑い中も、かろうじて人口が増えているという傾向値にあります。これ増え方がですね、傾斜が緩やかになったと。かも知れませんけれども、減少に転じていないということは、これこそ皆様方のご協力の賜物だと思っておりまして、これからも気を引き締めてですね、積極的に予算の遂行、そして新たなテーマを見い出して、人口増加につなげていくということをさらに推し進めてまいりたいと思います。
いちいち言い申し上げませんけれども、例えば新生児のおしめであったりとか、あるいは中学校の給食費の無償化であったりとか、あるいはこれまで空き家を地域で次に住む人を探してきて、空き家再生したら助成をするというルールを定めてきたり、あるいは固定資産税をゼロにするということも含めて、かなりの進捗がございます。こういうものをまた改めてリリースする日を決めたいと思いますけれども、そういう具体が頑張っていることも確かであるので、この財政、そして人口、今この市政を判断する上でこの大きな二つの指標についてはこれからも向き合って、そこから逃げないで直視しながら進めていきたいと思っております。
そういう関連した中でですね、今、新庁舎が動き出してもうそろそろ形が見えてきてベールを脱ぐ、完成ではありませんけれども。そうですね、最上階まで形が作られて、後は中に入って内装みたいなことになる時期に差し掛かっておりますが、開庁日というものを4月21日月曜日を目指して参りたいと思います。ただ目指せっていうのは、これからの工事の不可抗力であったり、あるいは職人さんの働き方改革であったり色々するものですから、明確に4月21日決定とは言いませんが、4月21日月曜日を目指してかなりの高い精度で、この日を目指して開庁日としたいと思っております。
またその中の肝はいくつもあります。それは防災センターであったりとか、コンサートホールであったりとかいろいろしますが、いわゆる玄関フロアでの「書かない・待たない・回らない」というワンストップ。腹くくったワンストップというものをやっていきたいと思います。とかくもう、それらち明かないとなると、5階へどうぞとか3階へどうぞとか、そういう自分の逃げ場所みたいな、そういうものはもたず。そういうことをWebでやっていくとか、本来の意味でのワンストップということに腹くくってやろうよ、というふうに申し上げております。
そして、ライドシェアが三須桃山団地でスタートいたしましたけれども、この総社版ライドシェアの、ボランティアベースでのライドシェアになっておりますが、運行の保険であるとかさまざまな必要経費について行政が面倒を見、それを認可していくというシステムで、交通空白地でないエリアが、ボランティアベースで、ボランティアベースっていうのはドライバーのボランティアを基調とした運行方法で、ライドシェアをやっているのは全国でもそれほどあるものではございません。この後ですね、我々は次なるエリアに総社市神在地域、それから総社市福谷地域、そしてさらには五つ星学園の子どもたち、これにつなげていきたいと思います。理想的に言えば、それぞれ15小学校区にライドシェアのボランティアベースがあるということを目指してやっていきたいと思っております。これは雪舟くんのシステムを補完するものとして、これが全市域にかくはんしていけば、これはおそらく全国で唯一パターンということになろうかと思います。
次に9月15日に赤米フェスタをやってまいりますけれども、相川七瀬さんがキーパーソンになってくれて、この芸能人同士の友好関係で成り立っているフェスタでございますが、今年はスーパーなゲストが来ることになっております。天童よしみさん、一青窈さん、May J.さん、相川七瀬さんというビッグアーティストで、この手ぬぐいがこれだけで3000円というのは格安チケットということになろうかと思いますが、これから現時点1000人を超えているぐらいな感じであります、もう少しPRをしてしかるべきだというふうに思っております。
そうじゃ吉備路マラソンについては、ボランティアを募集開始しておりまして、実際には10月1日からランナーを募集していくということをやっていきたいと思っております。
最後に作山古墳でありますけれども、これからですね、作山古墳を9年間、令和6年から14年という長いスパンで行っていきます。私は実は、この来年の4月から発掘という物理的なアクションを取る前の段階の、いわゆるインフォメーションの段階、ここが最も大事だと、ここがその古墳を発掘する意味合いであったりとかワクワク感であったりとか夢希望、そういうものをほうふつさせていく最も大事なチャンスととらえておりまして。これを広く世の中に知らしめていこうよ、ということを声高にやっていくべきだと考えておりますので、これはまた定期的に作山発掘のそれだけの会見というものを用意しながら進めていくということをやってまいりたいと思っております。
我々がですね、これから一つの大いなる教訓として、地震という恐怖、地震というのがさほど遠い存在ではないということが8月7日に発生した南海トラフを予測させるような災害が起こりました。私どもは要介護者、要支援者に対しては既に民生委員が全戸訪問するということを行っておりましたから、主だったデモンストレーション的な物言いをしないできましたが、これから私たちは要介護者要支援者も含めてですね、地震対応、逃げ道作りということを積極的に進めていかなければいけないと思っています。実際に今回、自主防災組織や民生委員とか資料がないのかとか言われて、かなり付け焼き刃でやった感がありましたけれども、それはそれで意味があったと思います。
同時に、能登半島での我々の七尾市への支援プログラムというものがあって、いずれ我々はかなり精度の高い地震対応対策というものを発表する、ということを丸山室長を中心として制作し、横田部長のところで要支援者を絡め合わせながらですね、総社プログラム南海トラフ対応というものの全計画書というものを出していきたいというふうに考えております。私からは以上であります。
6月定例市議会前の記者会見(令和6年6月7日)
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皆さん大変ご苦労様でございます。今議会の提案議題および予算案などなどについてご説明を申し上げたいと思います。
その前にですね、我々が七尾市でテント村を作っておりましたが、去る5月29日にテント村の閉村式を行います。資料を後に配布したいと思いますけれども、3月25日から5月29日まで5401人のボランティアの方々をお迎えをして、それらの方々が1123件のお家をボランティアとして片付けてくれたということであります。私の方からもですね、馳知事の方には明確にお伝えしましたが、既によくご承知おきでありまして大変感謝されましたが、この後、我が総社市として1000万円の総社能登っ子基金を積み立てまして、子どもの元気プロジェクトというものを展開してまいりたいと思います。
いずれにせよ能登支援というものは非常に長い話になっていくかと思いますので、そのプロジェクトについて、石川県側の協力を得ないと配分やそれからプロジェクト立ち上げにくいものですから私のカウンターパートをですね、比較的災害が薄かった小松市の宮橋市長に相談かけながら奥能登のプロジェクトというものを作っていきたいと思っております。それについては馳知事にも報告をし、非常に期待感をもって迎え入れられるということになろうかと思います。
次に6月定例でございますけれども、さまざまな補正予算案が出てまいりますけれども、この中で特筆すべきは、等々ですね、国も非常に動き始めたライドシェアでございますけれども、総社市では13年前、あの頃はデマンドというものが非常に珍しいことで、我が市はですね、今のドアtoドアの全市カバーの雪舟くんを作った頃は、全国でおそらく2番目か3番目のスピード感でやっておりましたが、今議会でライドシェアに係る試験運行の予算案を提示しておりまして、それが可決成立したならばという話になりますが、総社市流の地域住民の共助によるライドシェアを実証運転を開始していきたいと思います。
これは白ナンバーの普通自動車の車が普通の地域のドライバーによって、ボランティアでありながら必要単価を払っていくという地域住民の共助方式によるライドシェアということになります。これはこの6月定例の予算が可決成立すればですね、直後に様々な地域にこのライドシェア方式を広げてまいりたいというふうに考えております。私からは以上です。