第16回吉備路再発見講演会
県立博物館を誘致するにふさわしい吉備路の魅力を再発見してもらうことを目的に、16回目となる「吉備路再発見講演会」を開催しました。市内外から約120人が参加しました。
講演の概要
開催日 平成26年10月23日(木) 開催場所 【講演】 備中国分寺 客殿 【現地視察】 高松城址・蛙ヶ鼻築堤跡 講師 滋賀県立大学人間文化学部 教授 中井 均 演題 「備中高松城の水攻め -織田信長,豊臣秀吉の攻城戦を考える-」
<講師のプロフィール> 1955年大阪府生まれ。龍谷大学文学部史学科卒業。 (公財)滋賀県文化財保護協会,米原市教育委員会, 長浜市長浜城歴史博物館館長を経て,2011年度に 滋賀県立大学人間文化学部准教授。2013年度より 現職。滋賀大学,金沢大学非常勤講師。また,NPO 法人城郭遺産による街づくり協議会理事長として,全 国のまちづくりにも関わる。専門は日本考古学で,特 に中・近世城郭遺跡の研究,近世大名墓の研究。
主な編著書 監修『図解 近畿の城郭1』 戎光祥社 2014 編著『中世城館の考古学』 高志書院 2014 編著『日本の城』 実業之日本社 2010 著書『カラー徹底図解 日本の城』 新星出版 2009 著書『近江の城・城が語る湖国の戦国史』 サンライズ出版 1997 |
 |
講演の要旨
「備中高松城の水攻め-織田信長,豊臣秀吉の攻城戦を考える-」と題し,高松城の水攻めを例に,守将が陣城を築く必要性について解説されました。
「高松城の水攻めは,単なる高松城をめぐる攻防戦ではなく,備中と備前の境目で生じた織田対毛利の大戦争である。攻城戦の陣城は守将の権威を示すもので,相手に威圧的に見せる作戦であり,高松城の水攻めは,取り囲むことが重要で,雨が降らず満水にならなくとも攻城戦としては成功である」と述べられました。
問い合わせ
〒719-1131
岡山県総社市中央六丁目9ー108
県立博物館を誘致する会 総社商工会議所内
TEL 0866-92-1122 FAX0866-93-9699
Eメール scci@kibiji.ne.jp