★平成30年に風しん患者数は2000人を超え、大流行となりました。
平成30年には総社市でも風しん患者の報告がありました。
妊婦または妊娠を希望されている方、これまでに風しんにかかったことがない、風しんの予防接種を受けていない方などは注意が必要です。
風しんと報告された人の7割以上が男性で、30~50代のワクチン未接種の男性が流行の中心となっています。
主な感染経路は飛沫感染で、人から人へ感染が広がります。症状は不顕性感染から重篤な合併症発症まで幅広く、特に成人で発症した場合高熱が続いたり関節痛を認めるなど小児より重症化することがあります。
20~40代の女性の約15%は、風しんへの十分な免疫をもっていません。
妊娠中、特に妊娠20週頃までに風しんにかかると、赤ちゃんに耳が聞こえなくなる、心臓に奇形が生じる、目が見えにくくなるなどの障がい(先天性風しん症候群)が起こる可能性があります。
妊婦は風しんの予防接種ができませんので、妊婦の感染を予防するためにも
妊娠前の女性
妊婦の夫、子ども、その他の同居家族
のうち、風しんの予防接種を受けたことがない方は特に、予防接種を受けることをご検討ください。
風しんは、ワクチン接種で予防でき、1回接種で95%以上効果があると言われています。また2回の接種を受けることで、1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。
なお、風しんの予防接種を受ける場合は、風しん単独ワクチンの他に、風しんと同時に麻しんも予防できる、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種でも可能です。
予防接種を検討したい人、受けたい人はかかりつけ医にご相談ください。
<参考>(国立感染症研究所感染症疫学センターのページへリンク)
風しんとは
先天性風しん症候群とは
風しんQ&A