タンチョウ

タンチョウ日記7 (誕生から命名まで)

平成23年6月29日、総社市三須にある「きびじつるの里」で自然ふ化したタンチョウの成長日記です。
父はロード、母はキビノです。


2011.7/25
きびじつるの里においてココロの命名式が行なわれました。
ココロと命名してくれた子どもたち4人には賞状と記念品が贈呈されました。


 

2011.7/23
くうたん、大地に立つ。
ついにくうたん(3号機)が2本の脚で立つようになりました。
今までは支えを使って立っていましたが、今回は支えなしです。
斜め前からは「このくうたんは大地の神秘の力が両脚に集まり、2本の脚で立てるようになったのです。」といつものわかりやすい説明がありました。
「くちばしは白いね」との私の問いには「くうたんは小さくなると神秘の力がくちばしに集まり、嘴が黄色くなるのです
(新・タンチョウ日記(成鳥へ)2011.4/14参照)」との答えでした。


 

2011.7/22
早速、子どもたちがタンチョウの写生に来てくれました。
今年もタンチョウの写生画は夏休みの宿題の一つのようです。
昨年に比べるとなかなかの出足です。


2011.7/21
ココロは男の子かもしれません。
ココロがチュウサギとケンカをしました。サギとケンカするタンチョウのヒナなんてノゾミ兄ちゃん以来です。ココロのあまりの向う意気の強さにチュウサギも退散してしまいました。
その様子を見ていたお客さんは「ココロちゃんすごい」「サギに勝った」と大喜びでした。


 

2011.7/21
恒例の夏休みタンチョウ観察会(正しくは夏休みふれあいプログラム)が7/19から始まりました。
実は台風の影響で19日3人、20日2人と低調な滑り出しでしたが、やっと3日目で21人の参加がありました。


 

2011.7/16
ヒナの名前がココロに決まりました。
「ココロちゃんて名前は、かわいいよなぁ」とか「今度はいい名前がついたなぁ」とか名前について、お客さんの評判は上々です。
後者のコメントは微妙ですが。
最近、ココロは着ぐるみを着た人間ではないかと思わせるポーズを時々とります。
この写真、コートを着たオジサンに見えるは私だけなのでしょうか。


 

2011.7/15
すごい速さで成長しています。
体重が一日8%の複利で増えているような感じです。預金なら素晴らしいのですが、ヒナは体重と引き換えにかわいらしさを失っていってます。

現在、体重約800g、身長約50cmです。


 

2011.7/12
くちばしで首をかきかきしています。
変な生き物に見えますがタンチョウのヒナです。くちばしで首をかきかきしているところです。
ちなみにくちばしの下とか横は脚の指でかきかきします。


 

2011.7/11
ヒナがちょっぴりしっかりとしてきました。
ヒナは元気いっぱいでよく動くようになりました。文字通り走り回っています。ホントなんの前触れもなく、いきなりダッシュとかします。朝方のほうがいい動きです。昼間は熱中症対策のためか木陰で休んでいることが多いです。


 

2011.7/8
今日も暑い一日でしたが、元気に泳ぐヒナを見ることができました。
暑さのためヒナが池に入る機会も増えています、今回は泳ぐ様子を見ることができました。
ヒナは気持ちよさそうにスイスイと泳いでいました。予報では今日梅雨明けをしたらしいです。


 

2011.7/7
吉備タンチョウの会が初めてのフォトコンテストを行ないます。
吉備タンチョウの会の人がきびじつるの里の飼育員に「プロでなかったらOKだから応募して!」と依頼して来られました。
飼育員の間では、締め切り日に応募作品が一ケタだったら応募しようかと真面目に話しています(飼育員の神秘の力で二ケタに乗せます)。



みなさん!撮影ばっかりじゃなくて
応募してくださいね。

2011.7/6
野外放飼場の木にぶら下がっているのはカラスよけの模型です。
「カラスが木に止まってヒナを狙っているからあぶない」と心配してくださるやさしいお客さんがおられますが、そのカラスは模型なので安心してください。飼育員がヒナをカラスから守るために吊るしたカラスよけなのです。


 

2011.7/5
ヒナが誕生して一週間が経ちました。
昨年までは、ヒナの動きが活発になるこの時期から野外放飼場へタンチョウ親子を移動させて一般公開していました。


 

2011.7/4
作業道側からの撮影ができます。
スタッフに声がけいただければ、作業道側からの撮影ができます。アマチュアカメラマンの「あっちから撮りたい」との要望に応えたものです。もちろん、靴底の消毒はしていただきます。
日中は作業道側が日陰になるので涼しいらしいです。


 

2011.7/3
雨の日の画像や動画はこんな感じで撮影しています。
HPなどにも使用しているタンチョウ親子の成長記録はこのように撮影しています。
撮影機材を濡らさないようにすることも大変ですが、何より飼育員にとっての驚異は、アマチュアカメラマンから発せられる無言の「そこどけ」ビームです。
このビームを無力化する飼育員もいますが、そうでない飼育員たちにはダメージが残ります。
実際、いきなり被写体(ヒナ)の前に立たれると邪魔ですよね。特にこの青色星人が写真に写り込んだら台無しです。


「そこどけ」ビームを無力化する
飼育員が撮影中(私はもっと後ろで撮影中)

 

2011.7/2
今回のヒナの動画がユーチューブにアップされています。
6/29に誕生したヒナの動画がユーチューブにアップされています。なかなかレベルの高い動画です。素人の手によるものではありません。
そう、この動画は、あの「くうたん」シリーズ(いつの間にかシリーズ化)の番外編なのです。
だから、動画の中に「くうたん」も登場しています。
きびじつるの里のHPのトップページからリンクを貼ったのでこちらからご覧ください。「くうたん」もがんばっているので見つけてあげてくださいね。



ここをクリック↓
タンチョウのヒナ動画
(平成23年6月29日誕生)

 

2011.7/1
予想はしていましたが、多くのアマチュアカメラマンが来られました。
昨日のマスコミ報道の効果は抜群です。雨にもかかわらず、たくさんのアマチュアカメラマンが早朝から来られました。柵沿いに大きなレンズのカメラがズラズラと並んでいました。
ミサイルのようなカメラレンズを向けられ、ヒナが身の危険を感じ、神秘の力で変身あるいは巨大化するのでとの憶測が飼育員の間で飛び交いました(もちろん飼育員たちにとってはジョークですよ。たぶん・・・あれ?)。


 

2011.6/30
昨日生まれたばかりなのにヒナが水浴びをしました。
あまりの暑さにヒナもヨタヨタとした足取りでお池にチャポン。初水浴びです。
このアクティブなヒナにお客さんも大喜びです。
長い時間、カメラのシャッター音が鳴り続けていました。今はデジカメ時代ですからねぇ。


 

2011.6/29
ヒナが誕生しました。
ヒナは、生まれたばかりなので、ほとんど寝てばかりいます。
カメラ愛好家の人たちの集まりは、素晴らしいです。まだ、ヒナ誕生のアナウンスもしていないのにたくさんの三脚が柵沿いに並びました。
どんな情報網とネットワークが構築されているのでしょう。


 

2011.6/28
卵に「はしうち」が発生しました。
卵の内側からヒナが殻を割る「はしうち」が始まりました。
「はしうち」が始まると約1日後にヒナが誕生します。
親鳥が「はしうち」を助けるためにくちばしで卵を割るようなことはありません。

 

2011.5/28
ロードとキビノが野外放飼場で産卵しました。
ロードとキビノが野外放飼場の吉備之池の中島で産卵しました。飼育員としてはこの中島に産卵させたかったので、大成功です。
産卵をした中島があづまやからとても観察しやすい場所になります。このまま順調にヒナが誕生すれば、人気の高い親鳥の翼からヒナが首を出す様子などを多くの人に見ていただける思います。
後は産まれた卵が有精卵であることを願うばかりです。




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