熱中症は、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまくできなくなる状態で、発生は、7~8月がピークになります。 屋外にいるときだけでなく、室内で発症して救急搬送されたり、重症の場合は死に至ることもあります。しかし、一人ひとりが予防法を正しく知っていれば防ぐことができますし、適切な応急処置で救命することができます。
1度(軽度) めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛、こむらがえり 2度(中度) 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、集中力の低下 3度(重度) 意識障害、けいれん、呼びかけに対する返事がない、高体温
学生では部活などの運動時が多く、成人では暑いところでの作業など仕事中に多く発生しています。60歳以降では、室内や日常生活でも発生しやすく、重傷者の割合も大きくなります。
熱中症警戒アラート令和3年4月から、熱中症予防に関する情報「熱中症警戒アラート」が全国で開始されました。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想され日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごと(※北海道、鹿児島、沖縄は府県予報区単位)に発表されます。発表されている日には外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的に取りましょう