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県指定_緑山古墳群 6号墳・7号墳・8号墳
緑山古墳群は総社市上林の小丘陵上に造られた19基からなる古墳群です。このうち丘陵北部に隣り合う6・7・8号墳が県指定史跡となっています。6号墳は径15.6m,7号墳は径30m,8号墳は径33mのいずれも円墳で,横穴式石室に遺体を葬っています。このうち8号墳の横穴式石室は全長15.2mと吉備地域の横穴式石室の中でも傑出した大きさです。
3基の古墳は,石室の形の変化,使用する石材の大型化や出土品から6世紀半ばから後半にかけて6・7・8号墳の順番に築かれたと考えられます。横穴式石室という新しい埋葬方法が当地域に普及,定着する時期に築かれた古墳です。石室の形には北部九州や畿内に由来する特徴が見受けられる一方,やがて吉備地域独特となる特徴をもつなど,各地域との関係性や吉備中枢に所在する横穴式石室の発展過程を示します。なお,緑山古墳群の南東には,6世紀後半の吉備の首長墳であるこうもり塚古墳が所在し,葬られた首長の系譜が緑山8号墳から繋がるものと推測されます。
緑山古墳群 6号墳(南西から)
緑山古墳群 7号墳(南西から)
緑山古墳群 8号墳(南西から)
| 名称 | 緑山古墳群 6号墳・7号墳・8号墳 |
|---|---|
| 所在地 | 総社市上林 |
| 指定区分 | 県指定 史跡 |
| 時代 | 古墳時代 |
| 指定年月日 | 令和7(2025)年3月18日 |
| 管理者 | 個人 |
| 形式・構造など | 円墳 |
| 大きさ・寸法 | 径 15.6m(6号墳),30m(7号墳),33m(8号墳) |
