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市指定_宿小山古墳
宿小山古墳は,総社市宿に築かれた5世紀後半の帆立貝形の前方後円墳です。古墳の規模は,全長約49m,円丘部径約39m,方形部長約12m,同幅約19mを測ります。墳丘は二段で築かれ,前方部西側くびれ部に造出を設けています。一段目の平坦面には埴輪列が廻り,二段目の斜面には葺石が残っています。南側には周濠がよく残り,馬蹄形をした周堤が存在します。
令和元年~2年の発掘調査では,遺体を納めた埋葬施設は見つかりませんでしたが,宿小山古墳とほぼ同時期に築かれた倉敷市天狗山古墳・同勝負砂古墳は墳丘の深い位置に埋葬施設があり,宿小山古墳はそれらの古墳と同様,墳丘の深い位置に埋葬施設を設けている可能性も考えられます。
この古墳は,有力な勢力を誇ったとされる吉備地域において,古墳時代中期に大型前方後円墳の築造が停止した後に築造された帆立貝形の前方後円墳であり,古墳時代中期の吉備地域の動静を考えるうえで注目される古墳の一つです。
| 名称 | 宿小山古墳 |
|---|---|
| 所在地 | 総社市宿 |
| 指定区分 | 市指定 史跡 |
| 時代 | 古墳時代 |
| 指定年月日 | 令和2(2020)年11月16日 |
| 管理者 | 総社市 |
| 形式・構造など | 前方後円墳 |
| 大きさ・寸法 | 墳丘:全長約49m |
