総社市では、岡山県薬剤師会吉備支部との協働により「チュッピーおくすり手帳」を作成し、子どもをもつ家庭に無料で配布を始めました。子どもの健康管理、又同じ病気で複数の医療機関を受診する「はしご受診」による薬の副作用から子どもを守ることを目的としています。手帳内には、はしご受診による危険性と、そのことが医療費の無駄づかいになることを伝えるマンガも掲載しています。
付属のカバーには、小児医療費受給資格者証や保険証、診察券をいっしょにセットできるようになっています。医療機関を受診するときには、忘れずに「おくすり手帳」を持参し、担当医や薬剤師に見せてください。
「おくすり手帳」は、安全にお薬を服用していただくために、処方されたお薬の名前や飲む量、回数など記録を残すための手帳です。この記録があれば、医師、薬剤師に、どのようなお薬をどのくらいの期間使っているのかを知らせることができます。
また、他の病院や薬局などでお薬をもらう場合でも、医師、薬剤師におくすり手帳を見せることで、同じ薬が重なったりしていないか、あるいは飲み合わせの危険性などについても確認し、適切なお薬を処方してもらうことに役立ちます。おくすり手帳は、患者と医師、薬剤師とをつなぐ、大切なコミュニケーションツールといえます。ぜひ、ご活用ください。
子ども用「おくすり手帳」はA4判、29ページの冊子。子育て王国そうじゃのキャラクター「チュッピー」のイラストを使い、親しみやすいデザインになっている。
半透明の携帯カバーもつき、小児医療費受給資格者証と保険証、診察券を入れられるよう小袋もついている。