「南海トラフ地震臨時情報」が発表された場合の行動を確認しておきましょう! |
南海トラフ地震と、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、概ね100年から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模な地震です。
直近の南海トラフ地震は、昭和東南海地震(1944年)と2年後に発生した昭和南海地震(1946年)です。発生してから75年以上が経過した現在では、30年以内の発生確率が70~80%と切迫性が高まっています。
特に、昭和南海地震では岡山県で51人の方が亡くなり、県南の干拓地を中心に甚大な被害が発生しています。
※総社市で予想される震度は、震度5強から震度6弱です。特に高梁川沿い、市中心部、東部では震度6弱の強い揺れが想定されています。
南海トラフ地震は、例えば東海地方で発生した後、32時間後に中国地方が揺れるなど連動して発生した事例があります。(余震ではなく別の地震)臨時情報の発表後、最低でも2週間の警戒・注意が必要です。
南海トラフ付近でマグニチュード6.8程度以上の地震が発生した場合や、プレート境界付近で通常とは異なる現象が発生した場合に、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報 調査中」を発表します。
その後判定を行い、「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」を約2時間後に南海トラフ地震との関連を発表します。県や市からの情報に応じて防災対応を取りましょう。
◆発表当日及び警戒・注意期間中
○テレビ、ラジオ、公式LINE、メールマガジンなどの情報に注意して、最新の信頼できる情報を収集する
○うわさ、デマ、発信元不明のSNSなどによる情報は信用しない
○家族との安否確認方法、避難場所や避難経路の確認を行う
○非常持出品を確認する。(物資が届かないことが予想されます。飲料水、最低1日分の食料、マスク、消毒用アルコール、処方薬などの持参をお願いします)
○自宅が安全ならば自宅にとどまってください(感染症対策の分散避難)
○火の使用を自粛する(たき火、燈明など)
○家具や冷蔵庫などの転倒防止、灯油などの危険物の保管確認
◆警戒・注意期間終了後も継続(日頃からの備え)
○自宅周辺の危険箇所の把握
○就寝場所の安全確認
○自主防災組織は、期間終了後も災害を自覚しておくよう、地区住民に周知する
○大規模災害を自覚しながら普通の生活を送る