タンチョウ

タンチョウ日記8 (成長中)

平成23年6月29日、総社市三須にある「きびじつるの里」で自然ふ化したタンチョウの成長日記です。
父はロード、母はキビノです。


2011.12/29
ココロの性別判定の結果が出ました。
ココロは女の子でした。ロードとキビノにとっては、初めての娘になります。
これできびじつるの里のタンチョウの男女比はオス4羽・メス6羽の計10羽になりました。


 

2011.12/29
山陽放送ラジオのラジ丸が取材に来られました。
パーソナリティの浜田さんは、デビューの日の取材がきびじつるの里ということで思い入れがあり、つるの里に来ると初心に帰るそうです。
あまり初心に帰ることのない飼育員には、とても立派に思えました。
浜田さんの取材は、今回で3回目です。


 

2011.12/19
恒例の性別判定の試料(羽根)を採取する日がやってきました。
試料を採取するのは、幼鳥の羽根をむしらせたらきびじつるの里で一番の飼育員です。
飼育員に捕まって泣き叫ぶココロを助けようと威嚇してくるロード父さんを物ともせず、スパッと羽根をむしりとりました。いつもながら手際がいいです。手際が良過ぎて記録写真の撮影が間に合わなかったぐらいです。


ココロを捕まえられて、カンカンに
怒っているロード父さんです

2011.12/19
今日もコウノトリデーでした。
今日も昼ごろに飛来しました。
コウノトリも慣れてきたのか、きびじつるの里とサンロード吉備路の上空を大胆に飛行していました。
幸運なカメラ愛好家の人は夢中で撮影されていました。


サンロード吉備路をバックに飛ぶコウノトリ

2011.12/17
ココロの動画がユーチューブで上位にきていました。
ユーチューブで「タンチョウ」と検索すると上から2番目にココロの動画が表示され、びっくりした飼育員でした。
ヤフー動画でも試してみると上から4番目でした。なぜ?
今日だけかもしれませんが、うれしい出来事です(ひょっとするとつるの里だけの怪現象かもしれません・・・)。


 

2011.12/14
今日はコウノトリデーでした。
今日は昼ごろに飛来してから夕方までずっときびじつるの里にいました。
来園者の注目をタンチョウより集めていました。
コウノトリの飛来はうれしいのですが、タンチョウ飼育員としては、ちょっぴり複雑でした。


レストランの前を飛ぶコウノトリ

2011.12/10
ココロが生まれて165日が経ちました。
写真はココロが餌を捕まえているところです。
池に生餌を撒くとココロはこの場所で採餌をすることが多いです。
理由は池に放した小魚が逃げ場を求めて、この場所にやって来るからです。
賢いココロは、集まってくる小魚をピヨピヨと鳴きながらお腹いっぱい食べています。


 

2011.12/4
また、コウノトリ1羽が飛来しました。
今回はなぜかコウノトリが意地悪カラスに追われ、きびじつるの里で休憩できずに園内上空を通過するような感じで飛び去って行きました。


コウノトリは国の特別天然記念物です

2011.11/30
ココロの写真集を寄贈していただきました。
2度あることは3度あるんですねぇ。
今回は総社市在住のカメラ愛好家の方から自主作製された写真集をいただきました。それも4冊セットの大作です。
このカメラ愛好家の方は毎日のように来園されていたので写真のレベルが高いです。
いや、毎日のようにではなく、毎日です。飼育員の印象では、作業中に振り返れば、必ず視線が合うといった感じでした。
また、学びの家に展示しますのでご覧ください。


 

2011.11/24
以前に紹介したの田中さんの写真集「ココロちゃん成長日記」が岡山市立中央図書館で借りれるようになりました。
岡山県図書館横断検索で「ココロちゃん成長日記」と検索すると確かに出てきます。内容はほぼ同じみたいですが、外装がかなり立派になっています。
この図書館バージョン(よそ行きバージョン?)の写真集も学びの家で展示しています。


 

2011.11/23
サン直広場の秋の収穫祭に合わせて、きびじつるの里も園内開放を実施しました。
今日一日できびじつるの里だけの来園者が973人でした。
きびじつるの里にたどり着いた来園者の話では、あの広いサンロードの駐車場がとても混雑していたようです。
サン直広場の秋の収穫祭の集客力は恐るべしです。


みなさんココロの大きさに
びっくりされていました

2011.11/18
また、また、コウノトリがきびじつるの里へ飛来しました。
実は前回HPでコウノトリ飛来を紹介してから以降10/26、11/11、11/15、11/16と4回も飛来しています。
コウノトリは写真の立ち枯れの木がお気に入りで、だいたい同じ場所に止まります。
現在、きびじつるの里へのコウノトリの飛来回数は計8回です。


11/16にきびじつるの里で
撮影されました

2011.11/16
ココロが生まれて141日が経ちました。
近頃ロード父さんの飼育員に対する態度が変化してきました。少し前まではココロと飼育員の間に立って、やたらと飼育員をけん制していましたが、最近は飼育員がココロに近づいてもあまり怒りません。角が取れて丸くなりました。
写真でココロの後ろに写っているのがロード父さんです。


 

2011.11/6
夏休みの宿題の一つになっていたタンチョウの写生画の表彰式がありました。
入選した作品はどれもすばらしい出来でした。しかもきびじつるの里で描かれたものが多かったです。
ただ、絵が上手い子はやっぱり今年になっても上手いんですねぇ。 去年の表彰式で見かけたお顔がチラホラ見受けられました。
少し気になった賞がありました。その名もサンロード吉備路支配人賞です。昨年もそうでしたがこの賞の作品には必ずサンロード吉備路が描かれています(写真の赤丸)。ということはこの賞は、きびじつるの里の写生画でないと受賞できない賞ということになります。きびじつるの里専用です。
「とてもすばらしい賞です」きびじつるの里の飼育員たちは口を揃えて絶賛しています。


 

2011.11/1
山手幼稚園の子どもたちが遊びに来てくれました。
山手幼稚園は毎年来てくださるので年長組さんともなるとかなりタンチョウに詳しくなっています。そのためきびじつるの里の飼育員にとっては説明に緊張する難易度の高い幼稚園の一つです。
そこで毎年同じ飼育員が説明をするのではなく、交代して説明をするようにしています。
山手幼稚園の来所は今年で6回目になります。


 

2011.11/1
大阪の枚方市立東香里小学校から修学旅行できびじつるの里へ見学に来られました。
見学開始が朝の6:30からだったので子どもたちはかなり眠そうでした。
説明はまじめにマナーよく聞いてくれました。反応がよかったのでとても説明がしやすかったです。


 

2011.10/25
三須幼稚園の子どもたちが遊びに来てくれました。
毎年ですが、三須幼稚園の子どもたちは淡水魚コーナーを見に行くとタンチョウを見ているときよりも興奮します。
淡水魚コーナーでの子どもたちのテンションは観察窓に張り付いたままMAX状態です。
子どもたちの会話です。
「すげぇー、すげぇー、ちょー、すげぇー」
「でけぇー、でけぇー、ちょー、でけぇー」
「これが一番すげぇー」「リアルにでけぇー」
 岡山弁が今っぽくアレンジされているところが笑えます。
 三須幼稚園の来所は5回目になります。


 

2011.10/21
倉敷市立万寿東小学校1年生が遠足できびじつるの里へ来てくれました。
倉敷市立万寿東小学校からの遠足は今年で6回目となります。
これで倉敷市立万寿東小学校の全学年がきびじつるの里へ来園してくれたことになります。
すると一人の飼育員が「やりました。我々の完全勝利です。万歳。万歳。」なんだかよくわかりませんが、つられていっしょに盛り上がった飼育員たちでした。


 

2011.10/17
中国の初等中等教育の教職員団28人がきびじつるの里へ視察に来られました。
一般的なタンチョウの説明では、反応がイマイチだったのですが、総合学習、遠足などで来園する子どもたちの事を話しはじめると雰囲気は一変し、質問や冗談も飛び出しました。
やっぱり、学校の先生なんだなぁと実感しました。


 

2011.10/15
ユーチュブにきびじつるの里の紹介動画がアップされました。
そうじゃTVチャンネルにきびじつるの里の紹介動画がアップされています。「そうじゃTV」・「きびじつるの里」で検索してみてください。上から2番目に表示されます。微妙な順位ですが、懐かしいかわいかった頃のココロを見ることが出来ます。
(飼育員同士の雑談です)
「でも、なんでウチがくうたんシリーズじゃないのかなぁ」(普通)
「もう、飽きたんじゃないですかぁ」(神秘)
「・・・」(普通)
 いつも核心を突く「神秘の力が・・」が口癖の飼育員でした。


きびじつるの里がよくわかる
紹介動画はこちら

2011.10/11
ココロがキビノお母さんに「もっとご飯欲しい」と言っている場面です。
ココロは、もうほとんど親鳥のロードとキビノと変わらない体格ですが、かなりの量の餌を親鳥から貰っています。
ロードとキビノもココロがヒヨコ声で「それ、欲しい!」と鳴くと食べかけていた餌でもすぐにココロに渡してしまいます。
子育てに色々と我慢を強いられるのは、どこの親もいっしょみたいです。


 

2011.10/2
またコウノトリがきびじつるの里へ飛んできました。
今回は写真の1羽のみでした。
1時間ほどきびじつるの里に滞在した後、北の方向へ飛び去って行きました。
早速、兵庫県のコウノトリの郷公園へ飛来について連絡しました。
その結果、このコウノトリは平成20年生まれのメスで放鳥コウノトリの野外繁殖によって豊岡から巣立ちした2世であることがわかりました。
どうもこの個体は、たびたび岡山県に飛来しているようです。


きびじつるの里の
上空を飛ぶコウノトリ

2011.9/26
最近、タンチョウではない何かを撮影する来園者が増えています。
それも長い時間(約半日)、ベンチに座ってチャンスを待っている様子です。
話を聞くとカワセミの撮影をしているとのことでした。きびじつるの里には3羽のカワセミがいると教えていただきました。
カワセミとは、コバルトブルーの小鳥です(昆虫ではありません)。念のため。


 

2011.9/14
野外放飼場へタンチョウ2羽を放しました。
野外放飼場の整備が終了したので収容したタンチョウ親子の変わりにキリとサンを野外放飼場へ放しました。
約2週間でしたがタンチョウの放鳥についての問い合わせがとても多かったです。


 

2011.9/12
ココロは誕生して76日目になりました。
ココロは胸の辺りが白くなってきています。
親鳥の大きさにかなり近づいてきました。まだ関西方面のお客さんはヒナの姿を想像して来られる人が多いようで、「えー、これが今年生まれたヒナですかぁ」とお約束の言葉を発して帰られます。
特に土日になるとココロはカメラを持ってくる 関西人の淡い幻想をいいペースで打ち砕いています(最初は誰もがタンチョウの成長の早さに驚くのです)。次はもっと早くに来てくださいね。


 

2011.9/8
第2作目のココロの写真集を寄贈していただきました。
7/29にHPで紹介したココロの写真集の田中さんから第2作目となるココロの写真集をいただきました。
最初、表紙が一作目と同じだったので同じものをいただいたと思っていたら中身が違っていました。
9月6日付の産経新聞にココロの写真集ついての記事が掲載されていたので合わせてご紹介します。(これも写真集といっしょにいただきました)。
また、学びの家に展示したいと思います。


 

2011.9/2
夏休みの間、毎日行なったタンチョウ観察会に1,009名の参加がありました。
ちなみに平成21年が833人、平成22年が803人なので昨年より約200人の増加になります。
今回は『広報そうじゃ』が案内を載せてくれたことが大きかったですね。いままでは、こっそりとやってましたから・・・(ハイ、強がりです)。
HPには掲載していましたが、見てる人は少ないですからねぇ。


 

2011.8/31
タンチョウ親子を飼育ケージに収容しました。
17時にタンチョウ親子を飼育ケージに収容し、扉を閉めました。
最初、飼育ケージに入ることを躊躇していましたが、なんとか3羽とも入ってくれました。
順調な収容が出来たのはアフター5のミッションが控えていたある飼育員の心の叫び(早く帰りたい!)を心優しいココロが聞き届けてくれたからだとスタッフの間では囁かれていました。


飼育ケージの扉の前で考え込む
ロードとココロ

2011.8/26
ノゾミとハナのペアリングをはじめました。
ノゾミとハナが・・・といっても知らない方もおられると思うので説明します。ノゾミは初代タンチョウ日記の主役です。当時は日記がここまで続くとは思いませんでした。
ハナはきびじつるの里で初めて人工ふ化とコスチューム飼育で育てたタンチョウです。
2羽ともきびじつるの里生まれのタンチョウです。


 

2011.8/22
最近、ココロは気を抜くと翼が下に下がります。

これは、順調に成長している証で翼の羽根に血液がたまっているためです。
今は風切羽がぐんぐん成長している時期です。


 

2011.8/16
きびじつるの里のタンチョウを題材にした写真の寄贈を受けました。
以前きびじつるの里のタンチョウを題材にした写真集の寄贈をしていただいた広島県福山市のカメラ愛好家の方です。
いずれの写真もいきいきとしたタンチョウの様子を捉えています。
11枚の写真のうち6枚が額付きでした。また、学びの家に展示させていただきます。


 

2011.8/11
くうたん動画シリーズの人たちが取材に来られました。
今度はきびじつるの里の紹介の動画をつくるということで取材に来られました。
しかし、どこにもちびくうたんの姿が見当たりません。不審に思い「ちびくうたんは?」と尋ねると「これはくうたんシリーズではないので」と衝撃の返事が返ってきました。勝手にきびじつるの里がくうたんの生誕地と思い込んでいただけにショックを隠せない飼育員たちでした(隣のサンロード吉備路はくうたんシリーズだったのに・・・)。


 

2011.8/6
三木町文化財保護協会の人たち19名が視察に来られました。
とにかく質問の多い団体さんでした。豊岡のコウノトリの保護事業と岡山のタンチョウの保護事業とはどこが違うのかなどなかなか鋭い質問でした。
おそらく通常の説明より、質問に答えている時間のほうが長かったと思います。説明する側も結構楽しかったです。



熱心にタンチョウの生卵を観察する参加者
(あまりの熱い視線でヒナがかえるではないかと心配した飼育員でした)

2011.8/4
コウノトリ2羽が愛媛県で確認されました。
結局、このコウノトリたちは8/3までの3日間だけきびじつるの里の周辺に滞在していたようです。


 

2011.8/2
きびじつるの里にコウノトリが飛来しました。
コウノトリがきびじつるの里へ8/1、8/2と二日続けて飛来しました。
8/1には2羽、8/2には1羽が確認されました。
ロード父さんとキビノ母さんはずっと空を飛ぶコウノトリの動きを目で追っていました。
コウノトリたちにとっては、タンチョウが仲間に 見えたのかもしれません。長い間、つるの里の上を旋回しながら飛んでいました。
結局コウノトリたちは飼育ケージ近くの木に止まりましたが、タンチョウたちも威嚇発声をしませんでした。
確かにタンチョウとコウノトリは微妙に似てるかもしれません。




 

2011.7/29
ココロ(ヒナ)の写真集を寄贈していただきました。
昨年とは違う岡山市北区のカメラ愛好家の方から自主作製された写真集をいただきました。
内容は女性らしい、かわいい感じの仕上がりになっています。中でも親鳥が羽の中にヒナを入れている写真は素晴らしいです。
また、学びの家に展示しますのでご覧ください。


 

2011.7/27
子どもたちの来園が増えてきました。
夏休みが本格化し、来園者に占める子どもの比率が高くなってきました。
人間のヒナがタンチョウのヒナを見ているような感じです。どちらもかわいいです。




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