タンチョウ

タンチョウ日記5 (成長中)

平成22年6月8日・9日、総社市三須にある「きびじつるの里」で自然ふ化したタンチョウの成長日記です。
父はロード、母はキビノです。


2010.11/16
三須幼稚園の子どもたちが遊びに来てくれました。
子どもたちはタンチョウの説明を聞いたり、餌を食べる様子を観察したりしました。
さらにキボウとタンタンが子どもたちの目の前で飛翔を披露し、子どもたちを喜ばせました。
キボウとタンタンもいい仕事をします。
三須幼稚園の来所は4回目になります。
初めてカメラがキボウとタンタンが飛んだ瞬間捉えました(いままで飼育員がいくら粘っても撮れなかったのにね)。


 

2010.11/5
山手幼稚園の子どもたちが遊びに来てくれました。
いつも思うのですが、山手幼稚園の子どもたちはとてもよく先生の言うことを聞きます。今年も素晴らしかったです。きびじつるの里を利用する来園者(大人を含めた)の中でもトップクラスのマナーの良さです。
いつか爪のアカを採取したいくらいです。
山手幼稚園の来所は今年で5回目になります。


 

2010.10/31
佐伯タンチョウ愛護会が主催する写真コンテストの作品展を見てきました。
今年の入賞作品の約4割がきびじつるの里のタンチョウ親子を題材にしたものでした。
今となってはなつかしいヒナのころのキボウとタンタンを見ることができました。


 

2010.10/28
大阪の枚方市立菅原東小学校から修学旅行できびじつるの里へ見学に来られました。
菅原東小学校の子どもたちは観察会で目ざとくキボウとタンタンを見つけると「あっ、変な鳥がいる」「あれ、何?」「顔が変」などの感想を口々に言っていました。キボウとタンタンが今年生まれた子どもであることを説明するとタンチョウの成長の速さに驚いていました。
気になる感想の「顔が変」は、頭がまだ赤くないことを言いたかったようです。
枚方市立菅原東小学校からの見学は今回で2回目となります。


 

2010.10/19
倉敷市立万寿東小学校1年生が遠足できびじつるの里へ来てくれました。
倉敷市立万寿東小学校1年生の子どもたちは礼儀正しく、あいさつもきちんと出来ていました。
観察会では、産卵したタンチョウの卵が2個のとき、どちらが先か後かの見分け方や食べ物についての質問を受けました。
倉敷市立万寿東小学校からの遠足は今年で5回目となります。


 

2010.10/18
キボウとタンタンが生まれて、それぞれ133日と132日がたちました。
キボウとタンタンの首の部分がだんだん黒くなってきました。体の白い部分の面積も少し増えたように感じます。気のせいかもしれませんが……。


 

2010.10/5
キボウとタンタンが生まれて、それぞれ120日と119日が経ちました。
茶色い羽根から白い羽根に少しずつ変わり始めました。茶色と白のまだ模様は、着古して擦り切れた服のようで少し寂しい感じです。
相変わらずキボウとタンタンは仲が良く、くちばしをくっつけ合ったりして遊んでいます。


 

2010.10/3
吉備タンチョウの会の主催で行なわれた「市の鳥・タンチョウ」写生画コンクールの表彰式が昭和公民館で開かれました。
約250点の応募のうち24点が入賞に選ばれていました。7月6日にHPでも紹介した山手保育園の園児が描いてくださった、タンチョウの絵の中にも入賞作品がありました。
おめでとうございます。


 

2010.9/24
全国市民憲章運動推進協議会の関係者がきびじつるの里へ視察に来られました。
全国市民憲章運動推進協議会の関係者39名がきびじつるの里へ視察に来られました。
説明をしている間、ずっと私の脇におられ、タンチョウにやたら詳しく、質問が鋭い人がいました。
最初は動物園関係の人かと思っていましたが、北海道の釧路から来られた役員の方でした(タンチョウに詳しいわけです)。
「今度、釧路で飼育しているタンチョウが台湾へ行くことになっている」と誇らしく話されている様子が印象に残りました。
総社市で全国大会が行なわれていることを実感した出来事でした。


 

2010.9/24
ボウとタンタンが誕生して109日と108日が経ちました。
最近はヒナ2羽も大きくなったためか、ロード父さんの警戒が緩くなりました。結構近づいて記録撮影ができるようになりました。
8月頃はケージに近づいただけで、ロード父さんが扉の前に仁王立ちしていて、ケージの扉の前から移動させるのに苦労していましたが、今はキボウとタンタンが自分から飼育員に近づいてもあまり怒りません。(ヒナが求めてくる場合は別ですが、大きくなった子供の行動には過度な干渉はしないといったところでしょうか。なんだかロードがカッコよく思える飼育員でした)


 

2010.9/19
オーストラリアの中高生がきびじつるの里に来てくれました。
ホームスティに来ているオーストラリア中高生と引率者がきびじつるの里へタンチョウ見学に来られました。
引率の先生がオーストラリアヅルにかなり詳しく、いろんな点をタンチョウと比較されていました。


 

2010.9/12
幼鳥のキボウとタンタンは、ヒヨコ声で鳴き、まだまだ親タンチョウに甘えています。
タンタンが気持ち良く寝ているキビノお母さんを甘えて起こし、けげんそうに応えるキビノの様子が面白かったです。

「ねぇ、ねぇ、起きてお母さん」
無謀にも昼寝中の母親を起こすタンタン。


「もう!何!この子は」
目覚めたのは不機嫌な母親でした。
期待と違うリアクションに
しょんぼりするタンタン。

2010.9/10
キボウとタンタンが幼鳥に成長してからは、マスコミの取材はほとんどなくなりました。
キボウとタンタンのヒナのころは取材がたくさんありましたが、特に9月に入ってからは0件です(気持ちはわかりますが、ほんと幼鳥って人気ないです)。
ちなみにキボウとタンタンだけの取材は8月末までで38件ありました。内訳はテレビ18、新聞14、ラジオ2、その他4です。
昨年のノゾミが8月末までで21件だったので、やはりヒナ1羽より2羽のほうが取材も多いようです。人気がなくなる時期はまったく同じでしたけどねー。

キボウとタンタンが人気だった頃の取材の様子

 

2010.9/9
夏休みの期間中、夏休みふれあいプログラム(観察会)を行ないました。
今の夏休みふれあいプログラムには803名の参加がありました。
写真では参加者がケージから離れた場所で説明を受けていますが、これは日当たりの良いケージ近くで説明をすると観察会終了までに半分以上の参加者が暑さのため帰ってしまうからです(この木陰で説明すると5分の4の人が最後まで残ってくれます)。
今年の夏休みふれあいプログラムは、猛暑のため環境啓発というよりは、修行をしているといった感じでした。


ふれあいプログラムの様子
(みなさん汗だくです)

 

2010.9/7
飼育員はキボウとタンタンの初飛行を毎日期待して観察をしています。
キボウとタンタンの初飛行をカメラで撮影し、ホームページに掲載しようと思っているですがなかなか体が浮き上がりません。
近頃は「飛んだ?」というセリフが飼育員のあいさつ代わりになっています。
3日前ぐらいから飼育員の間ではカメラを向けたら飛ばない疑惑や、飼育員の見ていないところでスイスイ飛んでいる疑惑がまことしやかにささやかれています。


駆け出すキボウとタンタン


 

初飛行に高まる期待
(羽ばたけ!キボウとタンタン)


 

なぜか浮き上がらない
キボウとタンタン
(上手に走り終えました……)

 

2010.8/26
キボウの見事な羽ばたきですが、まだ体は浮き上がりません。
血液の詰まった羽根では、翼は重いようです。
それでも楽しいのか、翼をパタパタしながらよく走り回ります。
鳴き声はヒヨコ声でピィーピィーと鳴いています。


 

2010.8/21
キボウとタンタンの翼が立派になってきました。
ここ1週間ほどで白い羽根が伸びて立派な翼になってきました。
見た目には今にも飛びそうですが、完全に羽根が生え揃ったわけではありません。
翼の裏側から見るとまだ、羽軸が灰色で、血液が流れているのがわかります。




 

2010.8/15
タンチョウ親子をケージに収容しました。
親子4羽を野外放飼場から飼育ケージへ収容しました。
去年のノゾミはなかなかケージへ入ろうとしなかったのですが、今年はなぜかすんなり入りました。
ケージの扉を開けるとすぐに親子でトコトコと中に入りました。
気合の入っていた飼育員にとっては正直拍子抜けです。


 

2010.8/11
ヒナ2羽が誕生して約2ヶ月が経ちました。
写真のタンタンが立っている後ろの竹柵の高さは約130センチあるのですが、ほぼ同じ高さになっています。
あと約10センチ身長が伸びれば、親鳥と同じ大きさになります。


 

2010.8/7
最近、写生に来る子どもが増えました。
夏休みも中盤に入り、そろそろ宿題の写生画に取り組み始めたといった感じです。
最近はデジカメ片手にやって来て、たくさんの写真を写して帰り、後は家で仕上げるという合理的な子どもも結構います。
それでも写真の子どものように動くタンチョウを一生懸命に画用紙へ描きとどめようとがんばる正統派も健在です。




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