タンチョウ
タンチョウ日記2 (ただいま成長中)
平成21年6月2日、総社市三須にある「きびじつるの里」で自然ふ化したタンチョウの成長日記です。
父はロード、母はキビノです。
2009.10/26 ノゾミが誕生して147日目になりました。 ノゾミは相変わらずピヨピヨ鳴いて、親鳥から餌をもらっていますが、体の色はかなり白くなりました。 また、飼育員がケージ内でノゾミに近づいても親鳥が以前ほど怒らなくなりました。ノゾミが生まれてからずっと(理不尽な?)飼育作業の妨害を親鳥から受けていた飼育員にとってはとてもうれしい出来事でした。
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2009.10/20 今年も倉敷市立万寿東小学校1年生が遠足できびじつるの里へ来てくれました。 倉敷市立万寿東小学校1年生の子どもたちが遠足できびじつるの里へ来てくれました。 倉敷市立万寿東小学校からの遠足は今年で4回目となります。

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2009.10/19 中国の初等中等教育の教職員団がきびじつるの里へ視察に来られました。 説明の中で約50年前に郭沫若氏より日中友好動物大使として送られた2羽のタンチョウが後楽園をはじめとする岡山県下の数多くのタンチョウ飼育の礎になっている事やこの時中国から送られたタンチョウの子孫は今なお郭沫若氏のタンチョウの系統として大切にされ、現在は3世代目が飼育されている事などを話しました。
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2009.10/14 総社北幼稚園の園児らがタンチョウ見学に来ました。 初めて総社北幼稚園の園児らがタンチョウの見学に来てくれました。 意外とタンチョウを見るのは初めていう子どもたちが多かったように思います。 今日は見学のあとの写真撮影で、なぜかタンチョウが子どもたちを怖がって遠くに離れていってしまい、タンチョウの写っていない集合写真になってしまいました。
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2009.10/14 10/14付けの毎日新聞でノゾミの写真が掲載されました。 10/14付けの毎日新聞でノゾミが今年、県内で唯一生まれたタンチョウのヒナとして写真付きで紹介されました。 記事としてはほとんどが岡山県全体のタンチョウについてのものでしたが、ノゾミの写真が掲載されたので紹介します。
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2009.10/8 ノゾミは生後129日になりました。 ここ4・5日前から首の色が黒くなり始めています。脚の色も黒くなりました。体も茶色い羽が抜け始め、まだら模様になってきました。 ただ、相変わらずヒヨコ声で親鳥に餌をねだって食べさせて貰っています。
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2009.10/2 きびじつるの里へ総社東小学校5年生が総合学習のために来てくれました。 総社東小学校5年生が総合学習のためにきびじつるの里へ来てくれました。事前にきびじつるの里のパンフレットでタンチョウの勉強して来てくれていたのでとても説明がやり易かったです。2時間半とゆとりを持たせた時間設定でしたが、タンチョウ見学、施設見学、説明などで瞬く間に時間が過ぎてしまいました。(ホントは終了予定時刻をオーバーしてしまいました。5年生のみんなゴメンナサイ。)
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2009.9/27 つるの里美袋でタンチョウ祭りが行なわれました。 タンチョウ祭りできびじつるの里はノゾミの成長記録の写真パネルを展示しました。トイレ近くでの展示だったためか(待ち時間?)多くの人に見ていただけました。また、夏休みに募集していたタンチョウの写生画の表彰も行なわれました。 写生画は約80点の応募があったようです。
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2009.9/17 ノゾミが誕生して108日目になりました。 さすがにノゾミの成長速度も減速してきており、一週間程度ではノゾミに変化を見つけにくくなりました。 この時期のタンチョウの幼鳥は好奇心がとても旺盛です。 近頃は以前と比べノゾミが飼育員にかなり近づいて来るようになりました。 ただ親鳥は相変わらず飼育員がノゾミに近づくと怒ります。 そのためノゾミが自分から飼育員に近寄ったにもかかわらず、飼育員が親鳥に怒られるという理不尽なことが起きています。

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2009.9/11 ノゾミは親鳥と同じように自分で餌を採って食べることができますが、まだ甘えて餌を食べさせてもらうことがよくあります。 親鳥もノゾミのピィーピィーという鳴き声に弱く、その声を聞くとすぐに餌を持って行ってノゾミに食べさせます。 ノゾミのヒヨコ声には親鳥が抗うことのできない魔力でもあるかのようです。

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2009.9/7 ノゾミが誕生して98日目になりました。 風切り羽も生えそろい、体も白くなってきています。でもまだ鳴き声はヒヨコ声でピヨピヨ鳴いています。 正直、体の大きさと鳴き声にはギャップを感じます。

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2009.8/29 ノゾミは盛んに飛ぶ練習をしています。 ノゾミは飼育ケージの中で盛んに飛ぶ練習を繰り返しています。 翼が大きく立派になり、もう体も空中に浮いています。

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2009.8/24 親子3羽は飼育ケージにいます。 現在は野外放飼場の整備作業のため、タンチョウ親子を含めすべてのタンチョウが飼育ケージ内にいます。そのため写生希望者は飼育ケージのそばで写生をしていただています(これが意外と好評です)。

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2009.8/22 ノゾミは飼育ケージに入りたがりません。 親鳥のロードとキビノは、あまり抵抗なく飼育ケージを出入りしますが、ノゾミは飼育ケージに入りたがりません。いつも飼育ケージの扉の前で立ち止まってしまいます。 誕生してからほとんどの時間を野外で飼育されていたのですから当たり前のことですが、そんなノゾミをかわいそうに思ってしまいます。 (でも入ってくれないと今度は飼育員がかわいそうなことになります……)

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2009.8/18 ノゾミが誕生して78日になりました。 ノゾミが6/2に誕生して、78日が経過しました。ノゾミは色こそ薄茶色で新種のツルのようですが、シルエットはタンチョウそのものです。体格も親鳥にかなり近づいてきました。 羽ばたきも力強くなり、最近では少し体が浮きはじめています。 お盆明けから親子3羽のケージに入る練習を開始しています。 これからはケージでの生活に慣らしていくため、野外放飼場にいる時間が減っていきます。

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2009.8/12 夏の昼下がりノゾミは涼しい木陰で一休みです。 ノゾミがくつろいでいるこの場所は、落差溝からの冷たい水が流れ出る、野外放飼場の中で一番涼しい場所です。落差溝の水が冷たい理由は、地下34mから汲み上げられた井戸水だからです。毎分200リットルが汲み上げられ,蛇口の地点の水温は18度です。 暑さが苦手なタンチョウも、この場所ならのんびりと身づくろいができるようです。 ここでも親鳥は、ノゾミを一番いい場所で休ませています。ヒナ鳥を大切に大切に育てていく親鳥の姿は、本当にすばらしいと感動する半面、自分自身を振り返り反省してしまいます。

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