作原の椋の古木

さくばらのむくのこぼく

 椋の木は、ニレ科の落葉高木です。雌雄を兼ね備えており、5月に開花し、10月には約1cmほどの卵形の果実が実り、甘くて食べることができます。作原の椋の木は、目通り周囲約6.9m、高さ約15mの巨木で樹齢約500年と推定されています。
 昭和32(1957)年に南の枝が倒れ、目通りが空洞となるまでは、目通り周囲約9.5mを測り、『吉備郡史』に郡中第一の巨木と紹介されています。かつては、松山往来(岡山市板倉~高梁市内山下)の一里塚的な役割を果たしていました。

古木1古木2

名称
作原の椋の古木
所在地
総社市日羽
指定区分
市指定 天然記念物
指定年月日
昭和41(1966)年4月14日
管理者
総社市

大きさ・寸法
目通り(目の高さ)周囲約6.9m、高さ約15m