角力取山古墳

すもうとりやまこふん

 旧山陽道を北にのぞむ低丘陵上に築かれた古墳で、吉備では最大級の方墳です。
 墳丘の外表構造については、斜面を覆う葺石(ふきいし)や、段の有無も明らかではありませんが、墳丘に立てられた埴輪(はにわ)が少量ながら採集されています。埴輪の形状から、5世紀後半に造られた古墳と考えられますが、内部の埋葬施設の構造については、まったく明らかになっていません。
 戦前は、古墳の西側に土俵を設け、御崎宮の祭りの際に奉納相撲が行なわれていたことから、「角力取山古墳」と呼ばれているようです。なお、この古墳の上には、県指定天然記念物の樹齢約450年を経たクロマツが枝を大きく広げています。

角力取山古墳

名称
角力取山古墳
所在地
総社市岡谷
指定区分
市指定 史跡
時代
古墳時代
指定年月日
昭和46(1971)年3月20日
管理者
総社市
形式・構造など
方墳
大きさ・寸
墳丘:一辺約36m×約38m、高さ約5m