扁額

へんがく

 大覚寺は、日蓮大僧正の高弟日像の弟子である大覚大僧正が開いたと伝えられています。この寺には、県の重要文化財に指定されている大覚大僧正直筆の御題目を陰刻した題目石があり、その傍らには法華堂が建てられていました。その後、信者である瀬川是吉の尽力により、大正12(1923)年から20数年をかけて本堂が完成しました。
 この本堂正面に掲げられた扁額は、日蓮宗身延山(みのぶさん)の管長で、立正大学学長を務めた日謙上人の筆によるものです。ケヤキ材が使用されており、額の縁に雲龍の浮き彫りが施されています。

扁額:
門戸や室内に掲げる横に長い額のこと。

扁額

名称
扁額
所在地
総社市清音軽部
指定区分
市指定 工芸・考古
時代
昭和時代
指定年月日
平成9(1997)年9月17日
管理者
大覚寺
大きさ・寸法
縦97cm、横103cm、厚さ12cm