藤原為貞宝篋印塔

ふじわらためさだ ほうきょう  いんとう

 藤原為貞が施主となって造られた塔で、粒状石灰岩を使用しています。この種の宝篋印塔としては大型で、分布の南限に位置すること、また刻銘の嘉暦三(1328)年から、最古例であることが確認されています。
  為貞については、一説には冷泉家に連なる人物であるともいわれていますが、はっきりしたことは分かっていません。なお、この塔は、現在地の北東に当たる字宇津輪の共同墓地にあったものを、明治17・8年ごろに移転したものです。

藤原為貞宝篋印塔

名称
藤原為貞宝篋印塔
所在地
総社市清音柿木
指定区分
市指定 石造美術
時代
鎌倉時代
指定年月日
平成7(1995)年12月13日
管理者
総社市
大きさ・寸法
高さ約136cm(相輪を除く)


刻銘

【刻銘】