木造不動明王立像

もくぞう ふどうみょうおう りゅうぞう

 曹洞宗の寺:善福寺に安置された木造不動明王立像は、色あせてはいますが彩色が施されており、作られた当初は色鮮やかな像であったと思われます。 作風から鎌倉時代に作られたものと考えられています。

木造不動明王立像

名称
木造不動明王立像
所在地
総社市山田
指定区分
市指定 彫刻
時代
鎌倉時代
指定年月日
昭和34(1959)年7月3日
管理者
善福寺

不動明王
 密教の5人の偉大な明王の一人。密教の教主である大日如来(だいにちにょらい)が、悪魔を退治するために化身したものです。無常の悟りを願い求める心が揺るがないことから、不動といいます。火炎の中にあって、怒りの表情を浮かべ、右手に剣、左手にケンサクをもち、心の内外の悪魔を払います。平安時代前期に密教が盛行して以来、修験道の本尊として庶民に広まりました。