総社小学校改築事業の進捗状況について
事業概要
総社小学校は昭和40年~51年に建設し、築後41年~52年が経過しています。現校舎の耐震診断を行ったところ、耐震基準を満たしていないことが分かりました。どのような対応が適切であるか様々な検討を行い,児童が安全で快適な学校生活を送ることができるよう改築するとの結論に至りました。
改築事業は平成29年度から平成31年度の3年間で実施します。
総社小学校は、総合学習、情報活用能力、主体的に学ぶ力等の課題に対応できる施設とするほか、地域と交流できる地域室や地域の防災施設としての機能も整備します。
基本的な考え
①学校生活への配慮
震災等への対応
・建物を震災に耐えうる構造体とする
居住性の良い教室配置
・各教室を吹抜けのある中廊下に面して配置し、児童の移動動線を短くする
・トップライト(天窓)のある吹抜けを設け、明るい教室を確保する
・バルコニーを設置し日照、雨風の調整を行う
新しい指導方法への対応
・少人数教室、多目的ホールを設置する
バリアフリーへの対応
・段差の解消、エレベーターの設置
②安全面への配慮
職員室・保健室の配置
・職員室は正門や運動場が見通せる配置とする
・保健室は運動場に面し、救急車が近づきやすい配置とする
緊急時避難への配慮
・避難時の動線を明確にし、安全に避難できる施設とする
・バルコニーを設置することにより2方向避難を可能とする
③利便性向上への配慮
保護者相談への対応
・専用の相談室を設置し、相談しやすい環境を整える
駐車場の確保
・利用しやすい位置に広い駐車場を確保する
④地域への配慮
ユニバーサルデザインの導入
・児童はもちろん、学校を訪れる地域の人々にも安全な施設とする
地域の避難施設としての機能を確保する
⑤環境への配慮
太陽光発電の導入、エコマテリアル(地場産木材等)を使用する
新校舎の概要
現運動場に建築します。
建築面積 2722.85㎡ 延床面積 8677.03㎡ 鉄骨造 地上4階
新運動場の概要
現校舎の位置に整備します。
運動場(新校舎北側) 約5,500㎡、運動スペース(新校舎南側) 約3,100㎡ 合計 約8,600㎡
事業スケジュール
<設計>
平成27年 6月~平成28年 3月 基本設計
平成28年 5月~平成29年 7月 実施設計
<改築工事に向けての準備>
平成28年 7月~平成28年 8月 文化財の有無について発掘調査(現運動場の西側半面)
平成29年 7月~平成29年 8月 仮運動場整備工事
平成29年 9月~平成29年10月 文化財の有無について発掘調査(現運動場の東側半面)
<改築工事>
平成29年11月~平成31年 1月 新校舎建設工事 ※平成31年3月新校舎利用開始予定
平成31年 2月~平成31年10月 現校舎解体工事
平成31年10月~平成32年 3月 運動場・駐車場・倉庫整備工事
※平成32年4月新運動場等利用開始予定
図面等
現在の様子
<令和2年8月28日> 駐車場が完成しました!
<令和2年4月30日> 運動場が完成しました!
<令和2年1月29日> 正門工事の様子です。
<令和2年1月15日> 倉庫の壁鉄筋組立の様子です。
<令和元年12月11日> 渡り廊下・倉庫整備工事の基礎工事の様子です。
<令和元年11月22日> 渡り廊下・倉庫整備工事の地盤改良工事の様子です。
<令和元年10月31日> 旧校舎解体工事が完了しました。
<令和元年9月20日> 旧校舎解体工事の様子です。
<平成31年2月4日> 新校舎が完成しました!
<平成30年11月30日> 内装工事をしています。
<平成30年8月27日> 鉄骨工事が概ね完成しました。
<平成30年6月7日> 鉄骨工事の内部の様子です。
<平成30年5月21日> 現在の鉄骨工事の状況です。
<平成30年3月30日> 鉄骨工事が始まりました。
<平成30年3月12日> フェンスペイントの様子です。
6年生の児童126人が、安全確保のために設置された囲いをキャンバスに見立て、フェンスペイントを行いました。6年間通った学び舎への思いを込め筆を走らせました。
フェンスペイントは、工事を請け負う「株式会社シンケン・土井建設株式会社総社小学校校舎改築工事共同企業体」による地域貢献事業として行われました。
<平成30年2月7日> 鉄筋の組立の様子です。
<平成30年1月19日> 基礎工事を行っています。
<平成29年12月8日> 地盤改良を行っています。