総社市における南米系定住外国人の言語生活実態調査報告書
本市にはブラジル人をはじめとした多くの外国人が居住しており、多文化共生の推進に努めています。
今後の施策の参考とするため、南米系外国人を対象に、日常生活における言語使用や日本語学習の状況、日本語によるコミュニケーションの問題を含めた定住外国人の抱えるさまざまな問題の実態を把握するため、言語生活実態調査を実施しました。
本調査の実施にあたり、本市日本語教育事業運営委員兼コーディネーターの岡山大学大学院社会文化科学研究科 中東 靖恵 准教授のご協力を賜りました。
調査概要
「総社市における南米系定住外国人の言語生活実態調査報告書」
(1)調査対象者:
岡山県総社市に居住する16歳以上の南米系外国人(ブラジル、ペルー、アルゼンチン)全員
(2)調査期間
2012年2月1日~3月31日
(3)調査方法
ポルトガル語・スペイン語による調査票を送付・回収する郵送法(自記式)
(4)調査項目
- 属性
- 来日前の言語生活
- 職場での言語生活
- 家族・友人との言語生活
- 地域社会での言語生活
- 現在の日本語能力意識・日本語学習状況
- 現在および今後の生活
- 子育て・子供の教育
- 行政に対する要望
に関する計63項目
(5)調査の実施
調査の設計・調査項目の選定は、岡山大学大学院社会文化科学研究科 中東 靖恵 准教授が行い、調査票の送付・回収は総社市市民環境部人権・まちづくり課国際・交流推進係が行った。
(6)調査票回収数
67票(調査票送付数:278票、回収率24.1%)
※調査票完成時(2011年12月1日)における南米系外国人登録者数は、ブラジル:385、ルー:23,アルゼンチン:1、パラグアイ:0、ボリビア:0、チリ:0(合計409)である。このうち、住所不明や転居などの理由により、実際に送付できた調査票数が278票となる。
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