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埼玉県知事
上田  清司  氏

( うえだ きよし )


13年10月


profile…
昭和23年福岡県福岡市生まれ。平成15年埼玉県知事に就任。平成21年内閣総理大臣から地域主権戦略会議の構成員に指名される


【内容】
 「成果を出す行政」と題し講演した後のインタビュー

記者:
 知事から見て、先ほどの対談と同じような内容になると思うんですが、地方の行政を変えていくには知事はどのようにしたらいいとお考えでしょうか。

知事:
 基本的にはやっぱりリーダーの強い意志ですね。そして、一人じゃできませんから。そのリーダーの強い意志をいかに主力メンバーに伝え、主力メンバーがまたその次の人にどう伝えるか。

 それからやっぱり人材ですから民間のいろんなパワーをですね、お借りしないとできないんですね。よく自助・共助・公助というけども共助の部分をどれだけ育てるか。今日はあんまりその話はしてませんけども、その部分が非常に大事ですね。
 そうするとおのずから全体が盛り上がっていく。全体はやっぱり一つの目標に向かって進めていくと。
 少なくとも埼玉県で犯罪を減らそうと。埼玉県で緑を30年間で6500m2失った。8年間で取り戻そうということを決めたらもう絶対やると。

 それを今まで行政は、緑と清流、豊かな埼玉とかって人の事言ってただけなんでね、具体的に数字もおさえないで頑張りましょうと言ってただけなんでね。その具体的な数字も何もおさえないで頑張りましょうっていうのはよくない。いつまでにどのくらいの事をやろうっていう事をですね、目測をちゃんと打ち立てること自体、またその分析ができること自体もひとつの行政能力なんです。

 そういうことをやっぱり県民の皆さんたち、市民の皆さんたちに提示してですね、成就してもらおうと。で、今ここまでいってます、順調ですと、なお一層がんばりましょうとかって話がしやすくなるよね。そうするとまた協力することになってくると。そういう事が大事だと思っています。


記者:
 やっぱりトップの強い意志が大切だということですか。

知事:
 それとやっぱり情報公開ですよね。今言ったように、今ここまで進行してます、と。だからもう一息ですねとか。マラソンだってそうじゃないですか。1番が全然見えなくなったら走る気が無くなっちゃうじゃないですか。背中が見えてると分かりやすいから。追いついて行きたくなるし。そういう見える状態を作ってあげるというのが大事だと思います。

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