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広報そうじゃ 2008年12月号 特集


 
給食「いただきます」 

 子どもたちが大好きな給食についてお知らせします。給食を皆さんに知ってもらい、子どもたちに身に付けてほしい望ましい食習慣についても考えましょう。


1日約6600食を調理
 市内の19小・中学校の子どもたちには、市内2か所の給食調理場で作った給食を提供。2つの調理場で1日約6600食分を調理しています。1食当たり小学生が238円、中学生が275円で作られています。
 給食の一日は、午前7時30分の物資の搬入から。午前8時30分、本格的に調理が始まり、午前10時40分ごろには味を確認する検食を実施。20分後の午前11時ごろから、各校へ給食の配送を開始します。
 子どもたちが楽しみにしている献立は全校共通。栄養量や食材の構成などをみながら作ります。家で不足しがちなものを給食で提供することも考えています。また、食材もできる限り地場産(岡山県産)のものを使うように努めています。お米は100%総社産。主に減農薬で生産されたものです。また、収穫時には、ニンジンとかタマネギなども使っています。

和食の良さを知って
 学校給食には、栄養補給と食べることについて学ぶという目的があります。特に、食べるということでは、子どもたちに和食の良さを知ってもらおうと献立に和食を積極的に取り入れています。

食の安全・安心
 学校給食の食材は、県の学校給食会で安全が確認されたものや地場産を使用しています。調理場では、キャベツなどの葉は一枚ずつ洗うといったように食材をしっかり洗うことや、温度計で火の通り具合を確認するなどしています。

給食を食べるまで
〜小学校編〜
 
1.食材の搬入 野菜をはじめ、肉や魚といったその日の食材の搬入は午前9時ごろまで続く。平行して、午前8時30分からの調理開始に備え準備をする
    
2.調理開始 食材の搬入を続けながら、本格的に調理が始まる。総社東学校給食共同調理場では22人の調理員が携わる
    
3.調理 大鍋6器や焼き物機などを使い、効率よく煮たり、ゆでたり、焼いたりしながら、おかずの下ごしらえが始まる
    
4.味の決定 栄養教諭や栄養士が味見をして、おかずの味を調整する
    
5.検食 学校給食共同調理場の所長が味と形態、味付け、香りなどを確認
    
6.配送 おかずを運搬用の容器に入れ(写真上)、各学校のコンテナに詰める(写真下)
    
7.配送 積み込みが終わったコンテナは、トラックで各学校へ配送される
    
8.給食の準備 給食当番がコンテナ室に給食を取りに行き、各教室で配膳と盛り付けを行う。写真は総社北小学校
    
 総社北小学校1年の親子給食試食会

 ※ 地産地消としては、米をはじめ、ニンジンやタマネギなど、ときにはピオーネや赤米もある。具体的には、学校から各家庭に配布される献立表の「今月の地場産物」の欄で、その月に使う総社産も含む岡山産の食材が紹介されている

●食の安全 火の通り具合を確認するため中心温度を測る(写真左)。野菜もしっかりと洗って使う(写真右)



望ましい食習慣を
 学校給食の役割や現状など、そして、子どもたちにとって望ましい食習慣とは何かを、市政モニターの守谷信子さんが、栄養教諭(総社東学校給食共同調理場)の中田久美子教諭にインタビューしました。

生活習慣を良くすることが、食習慣を良くしていく

 
中田久美子 栄養教諭

栄養教諭
総社東学校給食共同調理場に1人を配置。小・中学校の食育を担当し、学校給食の管理と食の指導を一体的に行う仕事をする
給食や食習慣の重要性を
もっと知ってほしい
 市政モニター
  守谷 信子さん(赤浜)

守谷 まず学校給食の役割を教えてください。

中田 「食べ物が体を作り、食べ方が心を作る」がキャッチフレーズで、食べることを通じて、食事の重要性や食文化、社会性などを学ぶことと、望ましい食習慣も身に付けるための時間です。

守谷 物価も上がって献立づくりもたいへんなのではないですか。

中田 給食費というのは、全部が食材代になります。買い方や注文の仕方を工夫してやりくりし、小学生は650kcal、中学生は830kcalになるよう努めています。

●残食を減らそう

守谷 苦労してできた給食を残さず食べ、望ましい食習慣を身に付け、残食を減らすと部長マニフェストにもありますが。

中田 残食量は、子どもたちの体調や気温などに左右されることや時間的なこともあり、厳密な数量を把握することがむずかしいのですが、現在、多少増えている状況です。

守谷 9月なんかは暑いから、なかなか食べにくいでしょうね。

中田 そうですね。天候や運動会の練習といった学校行事などを気にしながら調理場でも出す量を調整するといった工夫もしています。

守谷 少しでも残さずに食べるようになるためには、給食の食べ方などに工夫がいるのかなとも思うのですが。

中田 なかには残食ゼロというクラスもあります。学校では、一律に「残さず食べて」というのではなく、小学校1年生は、慣れるまで一口ずつ段階的に増やしていくとか、高学年はきちんと盛り付けて食べるというように、発育段階に応じた指導をしています。残さずに食べるということは、将来にわたって食べ物に感謝して食べる習慣化ですね。

●人を育てる給食

守谷 学校給食という食事を通じて子どもに何を教えるかを考えて行っているのですね。給食って食べ物で体を作り、食べ方で心を作るわけですから、食べ終わればいいわけじゃなくて、食べるっていう人間の行動を通じて、人を育てるものだと思うんです。

中田 私も給食の時間に学校を訪ね、食の大切さや食習慣、マナーなどについて子どもたちに話をします。市内の小・中学校では、給食のマナー6か条をしっかり守り、お盆の上に食器や食べ物を正しく置ける「おぜん立て」をして食べることを徹底して指導することに取り組んでいるんです。

守谷 マナー6か条とは。

中田 1.「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする 2.おぜん立てをする 3.姿勢を正しく手を添えて食べる 4.食べ物が入っているときは口を閉じる 5.よくかんで食べる 6.食べたあともきれいにして返すの6つです。

●生きるために食べる

守谷 基本的なことですね。生きるために食べるということを保護者も正しく認識しないといけませんね。

中田 寝るのが遅くなり朝ご飯が食べれない、おやつを食べて晩ご飯が食べれないといった良くない連鎖を絶ち、生活習慣を良くすることが、食習慣を良くしていく一つかなと思うんです。

守谷 心身ともに健康にということですね。

中田 食生活の乱れは、心身の成長や一生涯の健康に大きな影響を与えますので、望ましい食習慣を身につけることが大切なのです。

守谷 それに必要なことは何でしょうか。

中田 食卓でどんなものを、どのように食べるかといったしつけは、人格の基盤が形成される小学生の時期がポイントです。

守谷 家庭の食育ですね。

中田 食卓を囲み、食事のマナーや給食の献立などを子どもたちと話をしてみてください。食事をいっしょに作るなど、生活のなかで子どもの年相応の体験をさせましょう。食卓は大切なコミュニケーションの場です。食生活を考える機会にしてもらいたいと思います。

守谷 給食試食会もありますね。

中田 保護者を対象に、学校ごとに開かれる給食試食会や、学校によっては親子料理教室などもあります。保護者の皆さんには、こうした機会も利用して食習慣について考えてみてほしいです。

守谷 人を育てるという意味で、給食や食習慣の重要性をもっと知ってほしいですね。今日は、ありがとうございました。


 おぜん立て
 給食の時間に黒板に掲示している。正しく食器を並べている姿が多く見られるようになった

 10月7日、総社東小学校で行なわれた給食試食会。保護者約20人が参加。中田栄養教諭から給食の現状や、献立の内容、地産地消の食材などの話を聞いた。そして、その日の給食をおぜん立てから行い試食した

 10月4日、総社中央小学校のPTAなどが企画した親子料理教室が、親子約40人が参加して同小で開かれた。参加者の保護者からは、いっしよに作る楽しさや子どもの成長ぶりを感じたという感想が多数あった



残さない努力
望ましい食習慣づけ

 楽しみにしている給食の時間。どの教室にも子どもたちの明るく元気な声がこだましています。
 「給食を残さない」、「望ましい食習慣を身につける」の2つについて、小・中学校の取り組みを調べました。
 残さず食べるための取り組みとしては、まず、全部食べた児童には、カードなどにシールを張り、完食が児童のはげみになるよう9つの小学校が実施。また、一人ひとりにあった量、食べられる量に調整し、「完食した」という意識を育てることに、6つの小学校が取り組んでいます。このほかノー残菜デイや強化週間を設けるなど、すべての小・中学校で残食を少なくしようという意識を高めることに取り組んでいます。
 一方、望ましい食習慣づけについては、家庭科や保健の時間での指導をはじめ、給食新聞やお便りの発行、寸劇やゲームのなかから学ぶ、ビデオやプリントを使って話をするなど、さまざまな取り組みについて回答がありました。その内容も、はしの使い方やおぜん立て、生活習慣、マナー・姿勢、栄養などさまざまです。中学校では、外部から講師を招いて栄養や食事などについて話を聞いている学校もあります。
 小・中学生は将来の自分の健康の基を作ってる一番大切な時期です。残さず食べること、マナー、おぜん立てといった基本的なことをしっかり身につけることが求められます。学校も給食という形でこの一翼を担いますが、各家庭でもよろしくお願いします。



総社小学校
 西尾 由紀 教諭
 子どもたちには、一食の量を目で見て確かめ、知ってほしいです。そして、すべてのおかずを一口は食べてもらいたく、苦手な食べ物を残さないよう、給食の時間には「お互いに、はげましあって食べようね」と声を掛けています。栄養のバランスの大切さを知り、苦手な食べ物が一つでもなくなってくれることを願ってのことです。
 家庭でも、苦手な食べ物の克服のため、調理方法を工夫するなどして、バランスのとれた食事をお願いします。また、主菜、副菜、汁物の「おぜん立て」にも気を配ってあげましょう。





続 ”高梁川新架橋に結論”
    皆さんの疑問にお答えします

Q
 『広報そうじゃ』11月号に掲載された清音神在本線の財政計画を見ると、市の持ち出しは1億3770万円だけのように思えますが、合併特例債も借入金なので返済も市の持ち出しになるのでは?

A
 合併特例債の返済の一部も市の持ち出しです。
 平成17年から26年までの事業費は61億円です。このうち55%が国からの補助金33億5500万円、残りの事業費の95%にあたる26億730万円を合併特例債(返済が補助される有利な借入金)として借り入れます。
 しかし、合併特例債については、借入金ですから返済しなければなりません。返済する額の70%が普通交付税として国から交付されます。このため、下の表にある「市の持ち出し」の合計額1億3770万円に、借入金額の30%にあたる7億8219万円を加えた9億1989万円が最終的な市の持ち出しとなります。
 また、この借入金は3年据え置きの17年償還で、返済は平成20年度から平成46年度まで続きます。返済のピークは、平成30年度の約2億円と予想されます。
 問い合わせ 土木課土木係(電話92-8291)







お問い合わせ:企画課
   
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