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広報そうじゃ 2008年05月号 特集   輝いている人スペシャル

 特集  輝いている人スペシャル

清水 聡 [ボクシングフェザー級]
Satoshi Shimizu
 
北京オリンピック出場
清水 聡 [ボクシングフェザー級]

 8月の北京オリンピックにボクシングフェザー級で出場が決まった清水聡さん。本番に向け、厳しい練習に励んでいる。


起死回生のパンチで北京行きをつかむ

 2月にタイのバンコクで開かれたアジア一次予選で、カザフスタンの選手に勝ち、決勝に進出した時点で北京行きの切符を手にした。
 国際大会では勝ったことがなかったが、このときは違った。初戦で香港の選手に勝つと波に乗り、準決勝まで勝ち上がった。準決勝は劣勢だった。コーチから「ポイントで負けている。死ぬ気でいけ」と言われた。「100 試合以上したが、今までにない最高のパンチだった」。体が勝手に動いたという起死回生の左ストレートが相手の顔面をとらえた。それは、一発で対戦相手が左目の下を切るほどのもの。レフリーストップだった。本当に勝ったのかと、勝った瞬間、何か妙な戸惑いがあったと言う。最後まであきらめずに向かっていった結果、つかんだ栄光だった。
 出場権獲得は、家族や部員みんなが喜んでくれた。父の真吾さんも「夢のようだ」と話す。ボクシングは、父に連れられて行ったジムで、中学2年のときにはじめた。高校時代に頭角を現し、大学で彼のボクシングはさらに成長し、今ではフェザー級で国内のトップに君臨する。
 「駒沢大学在学でオリンピックに出たい」。同大学からの初めてのオリンピック選手となった。大学を愛する彼は意図的に卒業を1年見送った。
 アマチュアボクシングは、ポイント制で試合が進む。ポイントは相手に当たったパンチの数。必ずしも強いパンチはいらない。確実にヒットさせることでポイントは稼げる。そんなことから「一つの芸術」と、彼はボクシングを評する。
 「1回 でも勝ちたい」。少し控えめな北京への決意だ。8月 のオリンピック本番まで、全日本の合宿や国際大会への出場が計画されており、ボクシング漬けの日々が続く。「リーチの長さを生かせるよう、パンチやフットワークに磨きをかける」。きつい練習をすることで、肉体的にも精神的にも強くなれると言う。
 負けず嫌いの性格が、この芸術を、より高いものにしようと練習に打ち込まさせる。
 北京での勝利を祈っている。


清水 聡(駒沢大学。種井)
清水 聡(駒沢大学。種井)

 昭和61年生まれ。昭和中、関西高出身。高校時代はバンタム級で、静岡国体では2位。昨年、フェザー級に転向し、秋田国体では成年フェザー級で優勝。アメリカのシカゴで開催された世界選手権にも出場。今年2月、タイのバンコクで開かれた北京オリンピックのアジア一次予選は準優勝



 話題常盤公園ワークショップ
公園大通りをもつ集いのシンフォニー

常盤公園のデザインの骨格が決まったよ!
常盤公園のワークショップ
 1月に始まった常盤公園のワークショップ。3月22日の3回目のワークショップには約40人が参加した。過去2回のワークシッョプで得られたデータを基に、3つのデザイン案が提案され、話し合いの結果、「集いのシンフォニー」に決まった。

「集いのシンフォニー」のデザイン案
「集いのシンフォニー」のデザイン案。写真は公園を北西側から撮影。1/200 のスケール
常盤公園の位置
参加した皆さんの思いが、
しっかりと織り込まれたデザイン


会場に並んだデザイン案をじっくりと見定める参加者
会場に並んだデザイン案をじっくりと見定める参加者

1/200の立体模型を使ってデザイン案の提案を行う進行役の斎藤美絵子講師
1/200の立体模型を使ってデザイン案の提案を行う進行役の斎藤美絵子講師

 ゆるやかな弧を描く大通りの両脇に、グラウンドと芝生広場が広がる。円の弧が巧みに交わりあい、構成と造形の美しさが見てとれる。
 これは、県内で2番目の防災公園として整備される常盤公園(三輪。常盤小学校の東側。広さ約1ヘクタール)の骨格(全体像)となるデザイン。人々が集い、にぎやかさをテーマにした「集いのシンフォニー」と呼ばれるこのデザインが、提案された3案のなかから多数決で選ばれた。
 提案されたのは、並木が数多く並び安心感を生む「並木のプロムナード」と憩いのひとときを生む「憩いのプロローグ」、そして、「集いのシンフォニー」の3案。進行役である岡山県立大学デザイン学部の熊澤貴之講師と斎藤美絵子講師が、これまでのワークシッョプの成果を基に200分の1の立体模型にして示した。
 重要度や好ましさの度合いが高かった備蓄庫は南西側に、防火樹林帯は東側と南側に、耐震性貯水槽は北西の角などと、3案ともにほぼ同じ位置に配置されていた。「見通しもよく、明るく、みんなが使いやすそうと思った」と、荒嶋敦子さん(三輪)が話すように、日常時と非常時の使いやすさや維持管理の面、園内の見通しなどの点で、その他の案に比べ「集いのシンフォニー」は参加者の多くから支持された。
 3回目となったこの日のワークショップでも、参加者は、日常時の公園の利用に対する思いや、提案されたデザインに対する考え方などについて、しっかりと話し合った。
 駅南地区の区画整理が始まったときから、住む人が増えれば避難場所が必要になると地域で話し合っていた内藤章平さん(三輪)は、「ワークショップは初めての体験だったが、防災公園の整備について、和気あいあいと直接話ができる機会がもてて、地元の人は喜んでいる。住民も市も、ともに大きな効果があったのでは」と話す。黒江忠一(三輪)さんも「みんなで意見を言い合って決めることはよいこと」と、このワークシッョプに満足した様子だった。常盤小学校の児童がこの公園をモザイクアートで彩ることについて中村憲子さん(真壁)は、「子どもたちがこの公園と関わるのが今から楽しみ」と話していた。
 公共施設の骨格部分をこのような形で決定したのは、市では初めてのこと。それゆえに、この公園にかける地域の皆さんの思いが、しっかりとこのデザインのなかに織り込まれている。
 全体像の決まった常盤公園は、デザインの詳細な部分の形状や大きさを詰め、平成22年春の完成を目指す。



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