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広報そうじゃ 2008年02号 特集

 特集

連携強化

特集 協働 自立する総社市
岡山県立大学と総社市との連携協力に関する協定
岡山県立大学

「一丸となって地域に貢献したい」
岡山県立大学
三宮信夫学長
三宮信夫学長

「県大のもつ豊富な知識や情報に期待」
総社市
片岡聡一市長
片岡聡一市長

署名・押印する三宮学長と片岡市長
 2月 20日、市役所で「岡山県立大学と総社市との連携協力に関する協定書」に署名・押印する三宮学長と片岡市長。中村議長も立会人として、署名・押印した

岡山県立大学と総社市との連携協力に関する協定書

 市と岡山県立大学は2月20日、岡山県立大学と総社市との連携協力に関する協定(包括協定)を市役所で締結しました。
 調印式では、片岡市長と三宮信夫岡山県立大学学長、そして、立会人として中村議長が協定書に署名・押印。市と大学がさまざまな分野で組織的に連携し、相互に支援することが約束されました。
 式で三宮学長は、「私たちの取り組みは地域を抜きにしては語れない。今まで以上に、大学一丸となって地域に貢献したい。そして、これまで取り組んできたことをさらに発展をさせ、弾みをつけていきたい。学生の学びにもプラスになる」と。「この日を待ちわびていた。県大のもつ豊富な知識や情報などの大いなる力を市に貸してほしい。そして、産官学の協働ができるよう、より深いパートナーシップを目指したい」とは、片岡市長。それぞれに協定締結の喜びを話しました。
 大学には、保健福祉学部、情報工学部、デザイン学部の3学部があります。平成5年の開学以降、グッズのデザインや実習生の受け入れ、審議会委員への登用などの交流は行っていました。しかし、担当課と大学の担当教職員との話し合いのなかで行われていたものです。今後は包括的、組織的に連携し、保健をはじめ、福祉、産業、環境、教育、文化、まちづくりなど多くの分野で、連携と支援をこれまで以上に進めます。
 具代的には、市長と学長が定期的に意見交換をすることや、双方に連絡調整の窓口を設置すること、PR グッズやポスターの作成、各種委員会や審議会へ教職員や学生の参画、市役所で大学関連の展示会を開催することなどです。
 次ページで、現在取り組んでいる協働事業を担当者の声を交えて紹介しています。今後は、包括協定の締結を機に、より一層こうした活動が増えると期待されています。


  やってみて思うこと まちづくりに生かされている知恵とアイデア

 今回、包括協定を締結しましたが、市と岡山県立大学との協働事業は、これまでにも数多く行われてきました。
 ここでは、事業に関わった人たちの声を紹介します。

総社と密着したテーマで実体験
岡山県立大学 デザイン学部 西田 麻希子 助教
西田 麻希子 助教
学生一人ひとりが自分の作品のテーマやセールポイントをアピール
2月29日、学生一人ひとりが自分の作品のテーマやセールポイントを、県立博物館を誘致する会のメンバーにアピールした
 県立博物館を誘致する会が誘致活動に使用するPRグッズのデザイン提案を、デザイン学部の2年生27人が手掛けました。文具や食器、ペーパークラフトなど、できあがったものはさまざまでしたが、「効果的に活動を周知すること」や「コミュニケーションを促すこと」などを目指して作られています。実は、2 年 生にとっては初めての企画・提案作業でしたので、たいへんでした。しかし、地域に根ざした現実的な課題で実体験できたことは、学生たちにとって大きなプラスになったと思います。今後も、こうした事業に関わっていきたいですね。



多くの人に大学をもっと知ってもらいたい
岡山県立大学 デザイン学部 桑野 哲夫 教授
桑野 哲夫 教授
レイアウトやロゴについて打ち合わせを行う桑野さん
 今月号に掲載したシリーズ1作目のレイアウトやロゴについて打ち合わせを行う桑野さん

 総社市の人に、岡山県立大学をもっと知ってもらおうと、『広報そうじゃ』の裏表紙を使って県大をPRすることになりました。デザインをはじめ、取材、文章にいたるまでの全てを大学の教職員と学生で行います。皆さんに県大を理解してもらうため、皆さんの目線で、語りかけるようなイメージで、やさしく分かりやすく伝えることを基本に編集します。そして、県大には3つの学部があり、それぞれ違った視点で、学部の取り組みを紹介していきます。いろんな目線があるのだなと、この連載を楽しんでいただけたらと思います。


県大生の応援にもなる
総社商工会議所 田辺 豊 専務理事
田辺 豊 専務理事
観光PRのためラッピングされたカルピスのトラック
 昨年、観光PRのためラッピングされたカルピスのトラック。約1年間走り、総社の知名度アップに貢献した
 観光PRのために、トラックへのラッピングデザインや観光ポスターのデザインなどで県大と関わってきました。県大のもつノウハウだけでなく、若いエネルギッシュな発想が、総社市を変える起爆剤だと期待しているんです。学生たちには、大学生活のなかで地域と関わることで、総社に愛着(第二の故郷)をもち、良い思い出を作ってほしいですね。そのための応援をしていきます。


県大の得意技が生きる
内田 靖彰 区画整理課長
内田 靖彰 区画整理課長
常盤公園ワークショップの様子
2月16日に行われた2回目の常盤公園ワークショップの様子

 常盤公園の建設に向けたワークシッョプの進行役を、デザイン学部の先生2人にお願いしています。ここでは、地域に密着し、市民の皆さんが愛着のもてる公園になるようにと、2 人 はいろいろな意見を、参加者から引き出しています。最後には、たたき台となる立体のデザイン案も登場します。まさに、県大のお家芸を生かした協働事業ですね。

アイデア募集!
県大との協働事業、皆さんは……。

 今回の協定の締結を機に市では、岡山県立大学と、保健や教育、まちづくりなどさまざまな分野でこれまで以上に協働を進めていきます。
 そこで、広く市民の皆さんからも、協働事業のアイデアを募集します。
 募集期限 4月 25日(金)
 アイデアの提出方法 住所、氏名、アイデア、電話番号を明記し、郵送か FAX、Eメールで提出。記入の様式は任意です。なお、電話や口頭では受け付けません

提出先・問い合わせ
企画課企画調整係
電話92-8213、ファクシミリ93-9479
〒719-1192  中央一丁目1番1号
kikaku@city.soja.okayama.jp



 レポート◆財政状況

 市の借入金の返済が今後数年間、ピークを迎えるため、慎重な財政運営にならざるをえません。
慎重な財政運営
 今、総社市が直面している財政状況について、今月から数回に分けてお知らせします。
 今月は、平成24年度までの市の借入金の返済見込みなどから、市の財政運営への影響などについてです。

実質公債費比率
※借入金の返済額と実質公債費比率のグラフの数値については、平成20年3月現在で見込まれている事業を加味して算出したものです。また、特殊な借入金は含まれていません。

財政は冬の時代に
今まさに、総社市の財政は、「厳しい冬の時代」を迎えています。
 上の棒グラフのとおり冬の時代の象徴とも言えるのが、平成24年度までの数年間にピークを迎える市の借入金の返済。この返済額を、公債費とよんでいます。公債費は、平成20年度以降、市の一般会計の総額が約230億円前後であるのに対し、その15%前後に相当します。
 この借入金は、平成12年から平成16年ごろに整備した東総社中原線やきびじアリーナ、駅前などの整備によるもの。この返済が本格化したために、公債費が増加しているのです。
 総社市の一般会計予算では、金額の増減がありますが、人件費と公債費、社会保障費関係の経費が予算の半分を占めています。このように経常的に行き先が決まっている経費が一般会計に占める割合を示す経常収支比率という指標があります。総社市は、平成18年度で 97.5%。いかに弾力的な予算組みがしにくく、硬直している形になっているか分かると思います。
 また、実質公債費比率で市の財政をみることができます。これは、特別会計の一部の公債費も算入し、公債費による財政負担を示す指標。総社市は、21.5%で県下15市のなかで11位。この値が18%以上になると、新たに借り入れをしようとした場合、許可制になり、25%を超えると、単独事業の借り入れが認められなくなります。総社市も許可制のなかにあります。
 「できるだけ借金はしない。減らす努力をする」。一般会計における、総社市の借入金の残高は、平成20年度で286億円。特別会計なども含めると506億円。市の借入金の返済が、今後数年間、ピークを迎えるため、慎重な財政運営にならざるをえない財政状況です。




お問い合わせ:企画課
   
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