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広報そうじゃ 2008年03月号 インタビュー Interview
将来の夢は画家、身近な人や生き物を描いていきたい  手にしているのは入選した作品の下絵 | |
再興第92回日本美術院展に初入選した
角野 友美さん(見延)
第92回院展で初入選したのが、倉敷芸術科学大大学院博士課程で日本画を学んでいる角野友美さんだ。 入選した作品は、縦215cm横180cmの大作で、2歳の姪(めい)をモチーフにした人物画だ。題名は、「つつみこむように」。なにげない子どものしぐさに美しさを感じ、姪のもつ愛らしさやあどけなさを自身の想いとともに絵にしたいと思ったそうだ。「周りの植物は家族や自分をイメージしており、姪を包み込む家族の輪の雰囲気を表現しようとした」と言う。 制作期間は3か月。毎日12時間以上絵に向かい、アトリエのある大学に泊り込んだことも。「いろいろな人に支えられ、絵に集中できる環境を与えてもらっている」と、家族や友達に感謝の気持ちを表す。 下絵を見ながら、背景のシキビの緑色がなかなか思う色にならなかったこと、中央の白にも工夫を凝らしたことを教えてくれた。「無我夢中で描いていた。まさか自分が入選できるとは思ってもみなかった」と、あこがれの院展に入選した喜びを満面の笑みで語る角野さん。 小学校の文集に、将来の夢は画家と書いていた。転機は、総社南高校の美術コースへの進学だった。以来、絵を学び続け、その才能を開花させた。卒業まであと1年。「卒業後は、絵に携われる仕事に就き、“命あるもの”をモチーフにこれからも院展に出展し、絵を描き続けたい」と、にっこりとして話す。「やめたら、そこで終わりだから」。絵にかける底知れぬ情熱を感じた。
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