現状を見ると、一人暮らしや夫婦のみで暮らす高齢者世帯が多くなっており、それぞれの世代の暮らしがばらばらになっている。そのため、老後に不安感を抱く若い世代が多くなった。
これから高齢化が進み、人口が減るなかで、暮らすことのできる社会の仕組みづくりが求められている。かつて、地域のなかにいろいろなつながりがあった。そのつながりが少なくなり、ばらばらになり、みんなが不安に思っている。しかし、それをつなぐ道具立てが見えてこない。
地域のなかには、さまざまな組織がある。集まることの意味をもう一度考える必要がある。地域の役に立ちたいという多くの思いを、どうつなげていくかが求められている。思いを同じくする人やグループとの接点をどうもっていくか。そのためには地域で何が起こっているのか、課題が何なのか、情報を共有することが大切だ。
集まる場づくりとして、総社市のふれあいサロンは、その代表例。のぼりを立てるなど、地域のなかで見える活動にし、みんなにサロンへの関心をもってもらうことが大切だ。
集まりをたくさん作って、集まってみんなで話し合い、何かをし、みんなで地域のことを考えることが大切だ。そして、集まって地域のなかで暮らすことは、私たちの生活を支える大きなものになる。総社では、すでに取り組んでいるが、地域のなかでそれぞれが支え合っていく仕組みづくりが必要だ。
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山口県立大学 高野 和良 教授
8月25日、市民会館で開かれた福祉のまちづくり研修会で、高野さんは「地域の支えあい・ふれあい活動の魅力と今後の展望について」と題して講演した。 |