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広報そうじゃ 2007年10月号 インタビュー Interview
日本古来の製鉄方法、たたらを楽しんでほしい
鬼と鐵をテーマにしたシンポジウムとアート展を開催
河田 弘通さん(西阿曽)
メイン活動の日本古来の製鉄方法であるたたら製鉄の再現に加え、9月には鬼と鐵(てつ)をテーマにしたシンポジウムとアート展を開催した鬼ノ城たたら倶楽部の代表が、河田弘通さんだ。 テーマの鬼と鐵は、この会の活動の根底にあるものだ。「鐵は古代吉備の宝で、繁栄の礎(いしずえ)。そして、鬼は温羅(うら)のことだが、悪者ではなく、古代吉備の英雄としての鬼であり、表舞台に出してあげたい」。河田さんをはじめとする会員の思いが、今回のシンポジウムとアート展開催への原動力となった。 「10年間、温羅を想い、たたらをやってきました。今回、鬼と鐵について、みんなでじっくり考えられる良いシンポジウムができました」。今年4月以降、みんなが一丸となって、急ピッチで準備した甲斐(かい)があったと満足した表情で話してくれた。 会の発足当時からの生え抜きである河田さん。「最初は七輪でしたね」と、たたらの原点を振り返る。今の炉は高さ1.5mもある本格的なものだが、最初は七輪に細工をして炉の代わりにしていた。「今も昔も遊び心を大切にしてやってますよ」と微笑む。 たたらを見たいと、遠くから来る人もいるそうだ。「楽しんで日本古来の製鉄方法を知ってほしい」と。そして、「興味のある人はいっしょに楽しもう」と続ける。 今年はまだ、幻の酒米の「都(みやこ)」を使った日本酒「鬼鐵(おにてつ)」づくりや、10月28日には服部駅から鬼ノ城や足守を歩くウォークなどがあり、代表としての忙しい日々が続く。 毎年秋に行うたたらの操業。今年は10月7日、鬼ノ城ふれあい広場で行う。「たたらの炉で燃える炎のごとく、会の活動を地域とともに熱く大きくしていきたい」と、河田さんは燃えている。
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