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広報そうじゃ
市政モニターの赤坂久志さん(泉)が、救急業務について総社市消防署の中山利典主査にインタビューを行いました。
●市政モニター 赤坂久志さん
| 対 談
| ●総社市消防署(認定救命士) 中山利典主査
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●救急処置の範囲が拡大 赤坂 今日はよろしくお願いします。家が消防署に近いので、よくサイレンの音を耳にします。救急車はどれぐらい出動しているのですか。 中山 現在、1日に換算すると7件ほどですが、年々増加の一途をたどっています。 赤坂 病院に着くまでの救急車のなかで、治療をしていると聞きました。特別な資格をもった人が消防署にはいるのですか。 中山 救急現場や救急車の中では、救急救命士の資格をもった隊員が、患者さんの容体に応じて、可能な範囲で必要な救急処置を行います。現在、消防署には18人の救急救命士がいます。そのうち3人が、現在、認定救命士の資格の認定を受けています。 赤坂 今、認定救命士というお話がでましたが、どのような人でしょうか。 中山 病院に着くまでの間、気管挿管と薬剤投与という処置ができる人です。私は両方の処置ができる認定を受けています。 赤坂 具体的には、どのような処置ができるのでしょうか。 中山 まず気管挿管ですが、心肺が停止した患者さんの気管内に、直接酸素を送り込むチューブを挿入することができます。これによって、より確実に気道の確保ができます。次に薬剤投与ですが、これは心臓機能が停止した患者さんに、点滴と同時に、アドレナリンを投与することができます。 赤坂 アドレナリンとはどのような薬剤ですか。 中山 簡単にいうと、昇圧剤・強心剤です。心臓機能停止状態で最も有効な薬剤で、医療機関でも最初に選択される薬剤です。 赤坂 なるほど。そのような高度な処置が、いち早く救急隊員の手で行えるようになったのですね。
| | 中山利典主査 (総社市消防署) | 赤坂久志さん (市政モニター) |
●的確な状況判断でベストを尽くす 赤坂 ところで、救急現場での処置が増えることによって、搬送に余分な時間がかかることはないのですか。 中山 救急処置に手間取って搬送時間が延長しないよう、常日ごろから訓練を重ねています。ただ、搬送を急ぐあまり救急現場での必要な処置を怠ると、かえって症状が悪化することがあります。さらに、搬送先の病院が決まらないまま出発してしまうと、いわゆる「たらい回し」となることもあり、結果的に搬送時間が長くなります。こうしたことも、ご理解をいただきたいと思います。 赤坂 よく分かりました。緊迫した状況のなかでも、総合的かつ的確な判断が求められるということですね。ところで、中山さんは救急救命士としてどんな気持ちで救急業務にあたっているのですか。 中山 確かに、責任の重大さは以前より大きくなったと思います。しかし、基本的な考え方は変わっていません。とにかく、患者さんやその家族に対して、その場その場で最適な処置を選択し、その処置にベストを尽くすことを基本理念としてもっています。それから、私たち救急隊が救急出動するとき、いつも気を付けていることがあります。それは、常に「親切」「丁寧(ていねい)」「誠実」な態度と、患者さんの身になって接するということです。まず、市民の皆さんに信頼される救急隊員でなければ、救急という行政サービスは成り立たないと思っているからです。 赤坂 心強いですね、とても頼もしく思います。 | 模型を使って気管挿管の処置を行う中山主査。一刻を争う救急現場では、緊迫した状況のなかで処置を行うことになる |
●連携プレーで命を救う 赤坂 では、何か私たちにできることはありませんか。 中山 そうですね、次の4つの連携プレーを行うことで、救命率は格段に上がります。 1.早く正確な119番通報 2.救急現場に居合わせた人の応急手当(AEDを含む) 3.救急隊による救急処置搬送 4.医療機関での救命処置 総社市では、119番通報から救急車が現場に到着するまで、平均で約5分(全国平均は約6分)かかります。実は、この時間が救命に最も重要な時間なのです。そこで市民の皆さんに、1.と2.についてご協力をいただきたいと思います。 赤坂 1.の119番通報では、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。 中山 大切なことは、状態や場所を、早く正確に通報するということです。特に場所については、落ち着いて正確に通報してもらいたいですね。それから、救急車が現場付近に到着したら、より正確な場所まで誘導をお願いします。 赤坂 次に、2.の応急手当はどのようなことができますか。 中山 重症であればあるほど、応急手当が必要不可欠です。特に心肺停止となった場合、脳に約4分以上酸素が届かなければ、脳に何らかの障がいが残るといわれています。そこで、AEDや胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸などの応急処置が必要となります。 
●大切な人の、命が救える 赤坂 消防署では、こうした応急手当の講習をしていますよね。 中山 はい。大切な命を救うため、救命講習や応急手当講座を行っています。救命に必要な知識と技術を、できるだけ分かりやすく指導しますので、受講していただきたいですね。 赤坂 私も受講しましたよ。自分たちも命を救う連携プレーに参加しているのだということを実感しました。できるだけ多くの皆さんに受講していただきたいですね。そのほかに、何か簡単にできることはありませんか。 中山 あらかじめ、家族全員の名前や生年月日、病歴、アレルギーの有無、血液型などを個別のカードに記入しておいてください。それを到着した救急隊員に渡してもらえると、現場での処置が一層迅速に行えます。そして、こうした情報は搬送先の病院にも事前に伝えることができ、病院も万全の体制を整えて、患者さんを受け入れることができるようになります。 赤坂 それは、準備しておく必要がありますね。最後に、何か市民の皆さんに、伝えたいことがありましたらお願いします。 中山 最近、救急現場で、さまざまなかたちで協力してくれる市民の皆さんが増えてきています。私たちはその場でお礼を言いたいのですが、一刻を争うようなときには、お礼を言えないときもあります。この場をお借りして、皆さんにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございます。 赤坂 今日はとても良い話を聞くことができました。ありがとうございました。  ●いざというとき、誰でも使える● AED 自動体外式除細動器 停止した心臓に電気ショックを与えることで、心臓を正常な状態に戻す器械です。平成16年7月から、一般の使用が認められました。
 きびじアリーナにもAEDを設置しています
〈AEDの設置してある公共施設〉 ・市保健センター ・きびじアリーナ ・国民宿舎サンロード吉備路 ・岡山県立大学 ・総社高校 ・総社南高校
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◎応急手当の講習会を開催しています 消防署では、町内会や自治会、職場のほか、各種団体などを対象に、応急手当の講習会を開催しています。お気軽にお問い合わせください。 内容 AED、人工呼吸、胸骨圧迫、止血法、のどに何かを詰まらせた場合の処置など 救命講習 講習時間は3時間。消防署で開催します 応急手当講座 講習時間は1時間30分。希望の会場へも出向きます 問い合わせ 消防署救急係(電話92-8346)
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●119番通報は、早く正確に ▼まず、落ち着いて 今、どんな状態ですか 意識はありますか、呼吸をしていますか 年齢は、性別は ▼場所は? 住所を正確に 住所が分からないときは、目標物を伝える ▼家からの電話は、なるべく固定電話で 騒音や雑音が少なく、はっきり聞こえます ▼最後まで、確実に 救急車は、通報中でも出動することができます。 最後まで落ち着いて、確実に伝えてください
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