「食事は大切なこと」。
「残さず食べて」。
小・中学校の給食の時間に行う栄養指導で給食調理場の栄養士が必ず口にする言葉です。小学1年では初めての給食について、小学校高学年はバランスよく食べること、中学3年は受験に向けての良い食事というように、子どもたちの発達段階や時期に応じた食についての話、食育
(しょくいく)をしています。
新聞やテレビで報道されていますので、健康維持の基となる「食」の乱れについて関心をもっている人も多いのではないでしょうか。栄養指導を行っている一人、総社東学校給食共同調理場の守谷和代学校栄養職員は、「子どもたちには、食をとおして自分の健康管理をし、食を自己管理できる能力を身に付けてほしい」と言います。
しかし、正しい食生活を子どもたちに伝えるためには栄養指導や給食だけでは限りがあります。家庭での役割も大きいのです。「料理を手伝わさせる」「食べ物を大切にすることを教える」「栄養のバランスのとれた食事をさせる」「朝ごはんを食べさせる」「家族そろって楽しい食事をする」といったことに取り組むことが大切です。正しい食生活を身に付けることは、子どもたちにとって生涯にわたっての健康づくりの基礎になります。
給食も工夫され、子どもたちからのリクエストを献立に加えたり、総社で採れたきびみどりや赤米を使っておかずを作ったりしています。そのような給食の話題をきっかけに、食について子どもたちに伝えるのもよいでしょう。また、農作業をし、収穫したものを食べる体験事業に子どもたちと参加してみるのもよいでしょう。
一朝一夕には解決しないこの課題、次世代を担う子どもたちのため、一人ひとりが「食」についてじっくり考えなければならないときが来ています。
