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  特集 高木聖鶴さん 文化功労者に
日本の文化の向上発達に関し、特に功績の顕著な人が選ばれる文化功労者に、総社市の名誉市民で、かな書家の高木聖鶴(本名・郁太)さんが選ばれました。

「かな」美を追求
    独特の書風を確立
 文化功労者の誕生は、岡山県関係者では6人目、総社市では高木聖鶴さんが初めてです。「多年にわたり平安朝の優雅典麗で、繊細なかなを追求するとともに、雄渾(ゆうこん)で力強い漢字と優美で気品のあるかなの調和のとれた端麗な書を追求し、情感を秘めた現代感覚あふれる独自の様式を確立した」。文化功労者に選ばれたこの功績のとおり高木さんは、「かな」美の追求に挑み、平安時代の古筆や中国の古典を研究し、現代感覚あふれる独特の書風を確立されています。また、書道の振興にも大きく寄与されています。

「まかねふく」

          「春」  日本芸術院賞受賞作品

●お話を聞きました
生涯学習を書と決め、「60年間、全力投球でやってきた」と高木さん。その創作活動の原点と位置づけている自宅玄関脇の部屋でお話を聞きました。隣の部屋は、お祝いのコチョウランでいっぱいでした。
 「人様がもらうものだと思っていましたので、戸惑っています」。文化功労者に選ばれた喜びを笑顔で答えてくれました。続けて、「現代人は書く量が少ないから、名人の境地に達するには、200年ぐらい生きないと追いつけないでしょう。修行、修行。日々勉強」と話す姿からは、どこまでも書の美を追求する気持ちが伝わってきました。
 独特の書風を確立した「かな」美の追求については、「美しいデザインを作らないといけないです。特にかなは、流動と美しさが大切で、これをミックスして作っていくことを心掛けています。古典を参考にしながら、独自の美しさを表現する手法で、常に工夫して作品発表をしています」と、分かりやすく教えてくれました。
 今日までの約43年間、市内の公民館で書の指導をしている高木さん。「初心を忘れずに」とメッセージをくれました。


高木聖鶴さんは平成16年、総社市名誉市民に推た
いされている

●プロフィール
 高木聖鶴(たかぎ せいかく)

 総社市真壁在住。日展初入選(昭和25年)、日展内閣総理大臣賞受賞(平成3年)、日本芸術院賞受賞(平成7年)、勳四等旭日小綬賞受賞(平成10年)など輝かしい業績をもつ。日展参事を務める。83歳。



 

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