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広報そうじゃ 2006年9月号

 特集◆子育て支援

対談
 市政モニター 新谷優子さん
       ●
 松尾一夫こども課長


地域に根ざした子育て支援へ


市政モニターの新谷優子さん(上林)が、今年4月に誕生したこども課の松尾一夫課長に、総社市の子育て支援の内容や今後についてインタビューしました。

●ひらかなでこども課
新谷 
今日はよろしくお願いします。まず、こども課ができましたね。
松尾 合併の前後、いろいろな場で議論されていたもので、子どもに関わる業務を一つにまとめ、子育て支援を充実させようということで、こども課ができました。名前も、皆さんに分かりやすくということから、ひらかなで「こども課」です。ただ、教育委員会が行っている事務は今回は含まれていません。
新谷 ソフトな感じでいいですね。具体的には、どのような仕事があるのですか。
松尾 
18歳未満の子どもに関わる業務は全てです。小学校1年修了までの※小児医療費の給付や※児童手当の支給、保育所の入所、※放課後児童クラブ(学童保育)、妊娠から出産までの相談、乳幼児の健診、子どもの予防接種、育児相談や母子相談、家庭相談などさまざまです。
新谷 幅広いですね。小さいときから大きくなるまでお世話になる課ですね。ところで、教育委員会は別と言われましたが。
松尾 
教育委員会では、各幼稚園が幼稚園入園前の親子を対象に、地域の人の協力も得ながら幼稚園を開放しています。また、子育てに関する講演会や親子で楽しむレクリエーション講座などを生涯学習課が実施しています。 

●さまざまなサービス

地域子育て支援センターで水遊びを楽しむ。遊びは季節に合ったものが用意され、夏場は水遊びが人気で各センターで行われていた
新谷 
いろいろありますが、今回は、子育て支援の取り組みについてお伺いしたいと思います。
松尾 皆さんが一番関心があるのは保育所についてだと思います。保育所では、※休日保育や※一時保育、保育時間を1時間延長できる延長保育を行っています。また、市内の5つの保育所が、地域子育て支援センターという事業をしています(下の表のとおり)。ここでは、保育所に通っていない子どもを対象に園庭を開放したり、行事を企画したりします。また、地域で何組かの親子が集まれば、そこに保育所の職員が出向いて、遊びの指導といったこともしています。呼ばれることの多いのが、誕生会やクリスマス会です。
新谷 私も一時保育の利用や保育所の先生に来てもらった経験があります。いい制度なのでもっと広げていってほしいです。ところで、子育て支援センターの役割も、今後ますます高まりそうですね。
松尾 地域に根ざした子育てを支援するという意味で、重要な役割を担っていくものと思います。事前の登録など多少の手続きが必要ですが、より一層利用していただけたらと思います。それから、育児相談も大きな柱の一つとなっています。子育てには、いろいろな悩みがつきものです。話をするだけでも気分が楽になることがありますので、気軽に利用していただけたらと思います。山手保健センターやきよね夢てらすでは、乳幼児をもつ親同士がおしゃべりや情報交換をする「つどいの広場」も開催しています。
幼稚園の解放で遊ぶ子どもたち
新谷 
つどいの広場は知っています。場所が変われば、子どもにとってもおもしろいのではないかと思います。保育所以外でも何かありますか。
松尾 乳幼児の健康支援のための一時預かり事業、ファミリーサポートセンター事業などがあります。乳幼児の健康支援のための一時預かり事業は、病気の回復期の子どもで、まだ保育所などでの集団保育ができない場合に一時的に預かる事業です。NPO法人保育サポート「あい・あい」が行っているファミリーサポートセンター事業は、登録された会員間でさまざまな子育て支援のサービスを提供するものです。例えば、保育所・塾・放課後児童クラブへの送迎や、子どもの一時保育などを行っています。
新谷 託児や子育てを応援するボランティア団体もありますね。
松尾 はい。相当な数のボランティア団体があって、さまざまなサービスや育児サポートが提供されています。
新谷 育児サポートがあると親もリフレッシュできますからね。さきほど、幼稚園の開放というお話がありましたが。
与えられるものではなく、
 生活に合ったものを選び、使いたいですね
 新谷優子さん(市政モニター)
松尾 
教育委員会では、未就園児とその保護者を対象に、地域に開かれた幼稚園や親同士の交流を考えて、平成9年度から幼稚園の園庭を開放をしています。
新谷 これも利用したことがあります。入園するまでに幼稚園の様子も分かって、お母さんたちの不安も解消されます。子育ての悩みをいっぱい抱えているお母さんにとっては、こういう取り組みはうれしいですね。

松尾 
おおむね1時間30分程度の時間のなかで、幼稚園の先生や園児といっしょに水遊びや積み木など季節に合った家庭ではできない遊びをし、親子でゆったりと楽しい一時を過ごせるような内容が用意されています。
新谷 1時間30分は子どもにとっても、親同士おしゃべりしていてもあっという間に過ぎてしまいますが、貴重で楽しい時間になると思います。それと、幼稚園でも預かり保育という延長保育をしていますよね。
松尾 はい。在園児を対象に保護者が急病や急用のときに午後4時まで保育しています。幼稚園も地域の社会資源の一つですので、より一層地域へ貢献をしたいと思います。
新谷 幼稚園も地域の子育て支援の拠点の一つですね。子育て支援のサービスにはいろいろありますが、与えられるものではなくて、生活に合ったものを選び、使うというのがいいのでしょうかね。
松尾 そうですね。


●今後の子育て支援は
新谷
 
いろいろと子育て支援のための事業があることは、分かりました。今後はどのようなところに重点を置いていくのですか。
松尾 
今までは、仕事などで子どもの面倒が見られない家庭に対するものが多かったように思いますが、核家族化の進展に伴い、保育所や幼稚園に通っていなくて、家で過ごす乳幼児のいる家庭への支援も重要となってきています。そういったことにも力を入れるべきだと思っています。
みんなで将来の総社市を担う
 子どもたちの子育てを応援しましょう
 松尾 こども課長
新谷 
こうした支援は、何か計画に基づいてされるのですか。
松尾 現在、次世代育成支援計画(総社っ子プラン)や今後10年を見通した総合計画を策定中で、そのなかで子育て支援の目標を設定し、実現していこうとしています。
新谷 具体的なものが、何か決まっていますか。
松尾 今後も、働く親とその子の支援として民間の保育所の新設や放課後児童クラブの充実。そして、家庭にいる子どもたちのために子育て支援センター事業の充実や「つどいの広場」の充実などを図っていきたいと思っています。さらに、新たに法制化された幼保一元化を目指し、「認定こども園」も考えています。これは、幼稚園のいいところと保育所のいいところを合体させたようなものです。これから地域のニーズも把握して、教育委員会とともに調査研究していきたいと考えています。
新谷 親にとっても子どもにとってもいい方向に進んでいくといいですね。
松尾 市民参加と、協働による地域ぐるみの子育てを応援できたらと思っています。
新谷 最後に、市民の皆さんへ何かメッセージがありますか。
松尾 子育てで悩んでいる若いお母さん、お父さん、悩みを一人で抱え込まないでください。いろんな場所で、いろんな人が話を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれたりします。地域の皆さん、子育て世代の皆さん、もちろんこども課も一体となって、みんなで将来の総社市を担う子どもたちの子育てを応援していきたいと思っています。
新谷 ありがとうございました。


※ことばの説明
小児医療費の給付
 
小学1年修了までの子どもの入院や通院費の自己負担分を助成し、無料で診療などが受けられる制度
児童手当
 
小学校6年生修了前までの児童を養育している人に支給される。
放課後児童クラブ(学童保育)
 放課後、仕事などで保護者が家庭にいない子どもを放課後児童クラブで預かる制度。原則として、小学校1年生から3年生が対象
休日保育
 
休日に家庭で保育できない場合に、乳幼児を預かる制度
一時保育
 
保育所に通っていない子どもで、一時的に家庭で保育が困難な場合に子どもを預かる制度


安心して子どもを産み育てられるように!
 
今回の対談では、さまざまな子育て支援サービスについてふれています。市では、安心して子どもを産み育てられるように、子どもたちが主役の子育て支援をしていけたらと考えています。この取材中、ある幼稚園長が「家庭で見てもらうのが一番なのですが、その手助けをしたり、相談にのってあげたりしています」と、幼稚園の役割について話してくれました。それぞれのもつ役割をそれぞれが果たし、子どもたちが健やかに成長するよう、市をはじめ、保育所や幼稚園、地域などが連携し力を合わせて、子育てを応援していきましょう。

■保育サービスの実施場所の一覧■
場  所
所在地・電話番号
休日保育
一時保育
支援センター
中央保育所真壁737-3
(電話92-0975)
ひかり保育園上林763-2
(電話92-4889)
第二ひかり保育園真壁162-1
(電話92-4881)
すみれ保育園井手979-1
(電話92-3832)
みどり保育園総社1295-14
(電話93-6075)
山手保育園岡谷201-3
(電話93-4858)
=実施しているところを示しています


◆各幼稚園の連絡先
幼稚園名
電話番号
幼稚園名
電話番号
総社
93−4303
95−8930
井尻野
92−0609
神在
93−0687
総社南
93−5280
久代
96−0423
総社北
93−2205
山田
96−0927
常盤
92−4408
新本
96−0928
三須
92−0426
昭和
99−1305
服部
92−0323
維新
99−1310
阿曽
99−9130
山手
92−0581
池田
95−8127
清音
94−0042


おかやま
子育て家庭応援カード
「ももっこカード」
ももっこカード

 今年10月から、妊娠中の人や小学校6年生までの子どもをもつ家庭へ「ももっこカード」を交付(申請が必要)します。これは、協賛企業などで買い物や娯楽施設利用をしたときに、このカードを提示すると、割り引きやポイントの加算といった特典が受けられるというものです。
 カードの申し込みは9月15日以降、健康保険証や母子健康手帳など小学校6年生までの子どもがいることを証明できるものを持参してこども課窓口へお越しください。
 また、協賛していただける店舗も募集しています。
 申込先・問い合わせ こども課子育て支援係(電話92-8268)

 


お問い合わせ:企画課

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