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広報そうじゃ 2006年5月号 人権

 人権
少年の心は晴れただろうか
 〜たこ焼きの店でのやりとりから〜

 春の陽気に誘われ外出したとき、「たこ焼」の店を見て、ある失敗を思い出しました。
 とある帰り道で「たこ焼」の店に立ち寄りました。店では、夫婦と坊主頭の小学3年ぐらいの少年が、はつらつと働いていました。
 私がたこ焼きを注文ししていたとき、私の前の客が戻って来て、「お兄ちゃん、お釣りの千円札が1枚多かったよ」と言って、千円札1枚を少年に渡しました。少年と母親は「ありがとうございました」と言って頭を下げていました。
 その客が帰った後、母親が少年にやさしくささやきました。「あなた、しっかりしてね。頼りにしているんだから」。母親の見事な一言です。少年は、顔を赤らめながら、「うん」と大きくうなずいていました。
 注文したたこ焼きができたので私は、一万円札(と思って)を出しました。「もう500円」。「あれー、一万円札出さなかった?」。少年はお札を入れる箱を点検しながら、「千円じゃったよ」と強い調子で言いました。その語気のなかに、「ごまかされないぞ」という気持ちがこもっていました。
 あわてて財布の中を見ると、1枚あった一万円札が確かにありました。「ごめん」。「しまった」と思い、私はあやまりましたが、少年は黙っていました。続けて言葉をかけようとしたとき、隣の母親がちらっと私を見ました。「今は何も言わないで早く帰って」と言っているようでした。
 5月の空を仰ぎながら、「少年の心は晴れただろうか」と脳裏をよぎります。少年の心の動揺を気づかっていればと思いました。
 このように何か事が重なって思わぬ方向に向かっていくことがあります。少年には、何かすっきりしない気持ちが残ったのではないかと思います。「相手の気持ちを考えて行動を」と、よく言いますが、そのむずかしさを痛感しました。相手の気持ちを受け入れる広い心をもちたいものです。


 市民憲章

 わたくしたちは、美しい自然と豊かな吉備文化にはぐくまれている総社市民です。
 このことに誇りと責任をもち明るく豊かなまちをつくることにつとめます。
1 郷土を大切に
   美しい環境を まもりましょう。
1 生涯学び
   明るい家庭を きずきましょう。
1 たがいに助け合い
   あたたかいまちを つくりましょう。

◎市の花/れんげ
◎市の木/もみじ
◎市の鳥/タンチョウ


◎人口/68,011人(前月比−82)
 (うち外国人登録1,211人)
 男32,998人 女35,013人
 世帯数23,303世帯
 (平成18年4月1日現在)


 編集後記

■毎月の入稿締切日との格闘生活も今月号でついにピリオド。5年間の我が広報マン人生に一片の悔いなし(感涙)。次号からは帰ってきた“ベテラン広報マン(?)”にバトンタッチだ。
■短い期間ではあったが、自分なりに頑張ったつもりだ。たくさんの出逢いや、あたたかい気持ちに触れることができ楽しく編集できた。ありがとう。
■春は出会いと別れの季節。広報そうじゃ編集室も、この春から新しい体制となった。また心機一転、頼りになる新しいスタッフと共に、皆さんに親しまれる広報紙を目指してがんばるぞ。

 
 
お問い合わせ:企画課

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