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|  |  広報そうじゃ 2006年2月号 インタビュー Interview
短歌はとても奥深いもの 日暮れて尚未だ道遠しですね
文学選奨の短歌部門で3度目の入選に輝いた 河西周子さん(秦)
毎年、文学の創作活動の場として皆さんに親しまれている「文学選奨」。昨年の合併で「総社・吉備文学選奨」から「総社市文学選奨」に名称を変更。今回で通算32回目を数える。この短歌部門で3度目の入選に輝いたのが、河西周子さんだ。 受賞の感想を問うと「身に余る光栄です。未熟な私の作品が選ばれるなんて、運が良かっただけですよ」ときまり悪がる。歌は学生のころから好きで、啄木や牧水などの歌集は、いつも手元にあった。しかし、就職、結婚してからは、仕事や家事、育児、介護などに追われ、創作は一時休止。子供が巣立ち、親を看(み)取った約10年前から再開した。 「短歌は感動の文学だと思います。感動を詠むには、いつも神経を尖(とが)らせておく必要があります。観察力に磨きがかかれば、これまで見過ごしがちだった自然や風景がいきいきと感じられます。自分と向き合う機会も多くなるから、素直な自分にも出会えるんです」と瞳を輝かせる。「でも、作品を作ることは苦しいこと。ピタリと当てはまる言葉が見つからないときはつらいですね。私は、感性の乏しい凡人ですから自分なりにコツコツやるだけです」と日ごろから歌集を読みあさり、旅先ではペンを片手に感じたことを書きつづる努力家だ。 茶道をたしなみ、法話も聞く河西さんは「お茶は心に安らぎを与えてくれますし、ありがたいお話は胸にしみます」とにっこり。「昔詠んだ短歌を読むと当時のことを思い出します。日記のようですね。これからも、日々の感動を大切にしながら、心にゆとりをもって暮らしていきたいですね」と穏やかにほほえんだ。
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