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広報そうじゃ 2005年4月号

 人権

■幸せは、幸せな社会から 高齢者への虐待防止
 高齢者の虐待事例を紹介します。虐待を受けたのは、要介護1と認定された女性(80歳)。虐待をしたのは実の息子。この女性には、病気が原因ではない栄養失調や脱水症状、体重の減少があり、普通ではない不潔さ、説明のつかないあざ、打撲傷、切り傷、みみず腫れ、出血がありました。また、ベットや衣類も汚れたまま放置されていました。
 近隣から虐待の疑いという通報がありましたが、認知症のため、意思疎通がむずかしく、在宅介護支援センターのサービスの利用も拒否。同居の息子は、日中より飲酒、暴力、暴言。女性の顔には腫張があり、左上肢痛を訴え、寝具には血痕も。在宅介護支援センターは、息子の同意を得て女性を緊急入院させました。人間関係の調整も行いました。息子の同意がないと他の家族に連絡が取れないことや、息子に引き取ると言われたときの対応が課題となっていました。
 今年2月、ある新聞に「自民党の高齢者虐待問題議員連盟は、高齢者の権利を擁護するための『高齢者虐待防止法案』(仮称)の要綱骨子をまとめ、議院立法で今国会に提出」という記事がありました。
 高齢者虐待への対策は、児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の防止が法制化された後も手付かずのままでした。早くから深刻な社会問題として対応してきた欧米とは30年遅れているとの指摘もあり、法制化が実現すれば大きな抑止力となることでしょう。
 また、競争原理が最優先される一面をもつ現代社会。「社会全体が、お互いに力を出し合ってお互いを守る」という意識の低下が、虐待を誘発する要因の一つになってはいないでしょうか。
「人生はいろいろ」。幸せな社会のなかにあってこそ、いろいろな人生であり、それぞれの人々の幸せもそこにあります。紹介した虐待においても、幸せな社会に包まれていれば、起きることもなかったのかも…。
 

 人口(平成17年4月1日現在)

67,707人(うち外国人登録880人)
男32,786人 女34,921人
世帯数22,770
    

 編集後記

■全国で市町村合併が加速し、自治体数が減ったのと同様に広報担当者も減ったはずだ。よい広報紙を作っていた広報担当者が担当から外れるのは残念。「広報そうじゃ」の創刊号を担当できたことは名誉なことかもしれない。
■創刊号を作成するにあたって、よい広報紙を作っている市町村のものをなるべく多く読んでみた。自分の非力さを痛感した。皆さんの手にとって読まれるものを目指して精進したい。
 

 


 

お問い合わせ:企画課

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