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 広報そうじゃ 2005年6月号 「特集 考えてみませんか?環境について」

 
 

◎4月20日 六枚橋小公園にて

◎5月21日 総社北公園にて

特集


 人は、理想の生活を追い求めてきました。しかし地球の環境は、暮らしやすいものになったでしょうか。

足もとから地球規模まで

 まずは、身近な環境に目を向けてみましょう。
 豊かな自然環境に恵まれている総社市。毎日何気なく眺めている風景も、実はかけがえのないものです。
 一人ひとりが環境を守り、自然を豊かにしていくことで、このまちの自然が回復します。そしてそれが地球全体に・・・。
 このまちで、この地球でいつまでも快適に住み続けられるよう、一人ひとりが少しずつ、環境問題に取り組んでいくことが必要です。


身近な環境を探検

 清音小学校では、毎年、「環境」をテーマとして総合学習に取り組んでいます。
 今回はその1回目。6年生の子供たちは自分たちの暮らす身の回りの環境が、今どんな状態なのかを知るため、きよね水辺の楽校を探検しました。
 いつもよく遊んでいる水辺の楽校。魚、昆虫、植物。いったいここにはどんな動植物が生きているのでしょうか。ごみの状態も気になります。
 子供たちは、準備してきた網やバケツを持って川の中へ。目を凝らして一生懸命観察しました。

身近な環境を探検するため、きよね水辺の楽校に集まった清音小学校の6年生


いろんなことが見えてきた

 しばらくすると川の中から「う〜ん。水はきれいに見えるけど、生き物ってなかなかおらんなぁ」「石の下に何かおるで」「何か網にかかったで」といろいろな声が上がりだしました。
 すると今度は河原から、「バーベキューの炭が残っとるよ」「こっちには花火のごみがたくさんあるなぁ。ちゃんと持って帰らんと」という声が。みんな何かを感じ取ったようです。
 「将来ここにいる生き物たちに悲しい思いをさせないように頑張りたいと思います」と藤井裕國君は今回の探検の感想を話してくれました。
 子供たちは、この日の探検の結果をもとに、これから「環境」について、自分たちで学習していきます。



を持ち上げると、そこに小さな生き物を見つけました。「何だ?」

知らない生き物は持ってきた図鑑で調べました

アメリカザリガニを見つけました。「外来種だよね。
水のきれいなところには、あまり住んでいないって聞いたことがあるよ」


「ビオトープ」と
   「いずみの森公園」

 今回「環境」をテーマに水辺の楽校を探検した清音小学校の子供たち。子供たちの通う清音小学校は、以前からビオトープや太陽光発電などを通して、子供たちと一緒に環境問題に取り組んできました。
 「ビオトープ」とは、植物・動物などのいろいろな生き物たちが、その地域の環境に適応し、お互いに関係を持ち合って暮らしていける自然空間のことです。
 例えば、沖縄県には暑い環境に適応するマングローブ林のビオトープがあります。
 マングローブが自生する干潟には微生物が生息し、魚などの海洋生物が集まります。そこには、野鳥などが魚などを食べたり羽を休めに集まったりします。野生の生き物たちは、ビオトープの中で、自然の生態系を作り上げているのです。
 こうした自然の生態系は、長い年月をかけて作られてきました。もしそこに、その地域にいない生き物などを連れてくると、自然の生態系が壊れてしまいます。今までその地域にいた生き物がいなくなるなど、いろいろな問題が発生するのです。
 清音小学校の校庭には「いずみの森公園」があります。ここは、子供たちが自然の中で楽しく遊ぶ公園としての機能と、清音地区周辺の山野と同じような動植物を見ることができる、ビオトープの空間を兼ね備えています。
 公園内に植えられた樹木の間には川が流れ、そこには昆虫や魚が住み、湿地には湿生植物が育っています。公園ができてから7年がたち、最近ではヤマモモの木などに実がなるようになりました。
 子供たちは、水中の動植物を観察したり、林の中を駆け回ったりして自然とふれあいます。そして学校生活や遊びを通してビオトープを学び、自然のすばらしさや大切さを日常生活の中で体験します。「いずみの森公園」は、自然と共生することの大切さなどを実感する場として、これからも子供たちとともに豊かに成長することでしょう。


清音小学校の「いずみの森公園」では
いつも子どもたちの歓声が響きます


環境を考える会 そらまめ 会員
川上重子さん
(清音上中島)
 昨年12月に清音地区でアメニティ推進大会が開かれ、環境問題についてのパネルディスカッションが行われました。
 大会には清音小学校の子供たちがパネラーとして参加して、高梁川の調査や住民の意識調査の結果、またそれについての自分たちの考えなどを発表しました。
 子供たちからは「高梁川を汚さないようにしてほしい」「環境行事への参加者は多いけど、まだ個人でできることをしている人が少ない」といった意見がたくさん出されました。また、普段の生活の中でもこまめに照明を消したり使っていない家電製品のプラグを抜いたりしているそうです。私もパネラーとして意見交換をしましたが、環境に対して驚くほど真剣に取り組んでいて感心させられました。
 アイドリングストップ、室内のエアコンの温度調節、リサイクルやリユース、ほかにも私たちのできることはたくさんあります。「ちょっとぐらいいいか」「誰も見ていないから」「自分だけ頑張ってもそんなに関係ないから」そんなふうに思わないで、もっと頑張らないといけませんね。
 
                                    
お問い合わせ:企画課

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