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第19回吉備路再発見講演会

 県立博物館を誘致するにふさわしい吉備路の魅力を再発見してもらうことを目的に、19回目となる「吉備路再発見講演会」を開催しました。市内外から約100人が参加しました。

講演の概要

開催日  平成29年10月28日(土)
 開催場所 備中国分寺 客殿
 講師    国立歴史民俗博物館名誉教授・
        総合研究大学院大学名誉教授
        広瀬 和雄(ひろせ かずお)
 演題    「吉備の巨石墳 -600年頃の政治動向-

<講師のプロフィール>
 
 京都市出身。同志社大学卒業後、大阪府教育委員会・大阪府立弥生文化博物館、奈良女子大学大学院人間文化研究科教授、国立歴史民俗博物館研究部教授、総合研究大学院大学教授などを歴任し、現職。
 文化庁の文化財分科会第3専門部会埋蔵文化財委員・委員長を歴任し
現在は、中世城郭委員会や日本遺産の認定に携わっている。

主な著書
『古墳時代政治構造の研究』『日本考古学の通説を疑う』『前方後円墳の世界』『前方後円墳国家』『カミ観念と古代国家』など多数。

 


講演の要旨

  「吉備の巨石墳 ―600年頃の政治動向―」と題し、大きな石材を用いた石室を持つ巨石墳によって考えられる、古代日本の政治的状況をダイナミックに講演されました。
 高梁川と足守川に挟まれた「造山・作山地域」(造山古墳と作山古墳に挟まれた地域)において、西暦600年頃こうもり塚・江崎・鳶尾塚・新池大塚古墳などの巨石墳が短期間に集中して造営されたことに着目。このような巨石墳の集中箇所は、広く西日本全域に同時的に出現し、これは6世紀後半以降の朝鮮半島情勢を踏まえて地方首長層の再編を行い、中央政権と一体となった地方首長層の権威を<目で見る王権>として交通の要衝に構築したものであるということを、わかりやすく述べられました。

問い合わせ

 〒719-1131
 岡山県総社市中央六丁目9ー108
 県立博物館を誘致する会 総社商工会議所内
 TEL 0866-92-1122 FAX0866-93-9699
 Eメール scci@kibiji.ne.jp

 

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