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熱中症

熱中症に注意しましょう


 熱中症は、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまくできなくなる状態で、発生は、7~8月がピークになります。屋外にいるときだけでなく、室内で発症して救急搬送されたり、重症の場合は死に至ることもあります。しかし、一人ひとりが予防法を正しく知っていれば防ぐことができますし、適切な応急処置で救命することができます。


熱中症の予防についてのリーフレット (541kbyte)pdf


熱中症警戒アラート
 昨年度に引き続き令和5年4月26日から、熱中症予防に関する情報「熱中症警戒アラート」が全国で運用開始されました。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごと(※北海道、鹿児島、沖縄は府県予報区単位)に発表されます。
発表されている日には外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的に取りましょう。

熱中症情報に関するホームページ

  • 環境省(熱中症予防情報サイト)
   http://www.wbgt.env.go.jp/alert.php

  • 厚生労働省(熱中症予防のための情報・資料サイト)
   https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/

症状 (熱中症のサイン)

 1度(軽度) めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛、こむらがえり
 2度(中度) 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、集中力の低下
 3度(重度) 意識障害、けいれん、呼びかけに対する返事がない、高体温

対処方法

  • 涼しい場所へ避難しましょう。
  • 衣服を脱がせて、身体(わきの下や太ももの付け根)を氷水等で冷やしましょう。
  • 水分・塩分を補給しましょう。
  • 自分で水分が取れない、嘔吐するなど回復しない場合や、重度の症状の場合は、危険な状態なので、直ちに救急車を呼びましょう。

予防方法

  1. できるだけ炎天下での外出は控え、出かける時は日傘や帽子を利用して、日陰を選んで歩きましょう。特に急に暑くなる日や熱帯夜が続いた後は要注意です。
    室内ではクーラーや扇風機を利用し、室温を28℃に設定しましょう。
  2. 通気性のよい衣類を選び、襟元などはゆるめて、熱や汗が逃げやすいよう服装を工夫しましょう。保冷剤や冷たいタオルなどを利用しましょう。
  3. こまめに水分(お茶、水、スポーツドリンクなど)を補給しましょう。のどが渇く前に補給し、汗をたくさんかいた場合は、塩分も補給しましょう。
  4. 普段から汗をかく習慣をつくり、食事は欠かさず摂取して体力づくりを心がけましょう
    【食生活】
    夏野菜(水分が多く身体を冷やす作用、ビタミン・ミネラルの補給)を摂りましょう。
    豚肉やうなぎ(ビタミンB1等を含む)等のスタミナ食材を摂りましょう。
    たんぱく質・鉄分を摂りましょう。

  5. 体力が低下していると熱中症になりやすいので、体調に合わせて無理のない行動をしましょう。

注意してほしいこと

 学生では部活などの運動時が多く、成人では暑いところでの作業など仕事中に多く発生しています。60歳以降では、室内や日常生活でも発生しやすく、重症者の割合も大きくなります。


  • 高齢者 熱中症患者の半数は高齢者です
    温度に対する感覚が弱くなり、発汗など体の熱を逃がす機能も低下するため、室内でも熱中症になることがあります。高齢者は暑さに強いのではなく、暑さを感じにくくなっています。
    室内に温度計を置いて温度をこまめに確認したり、風通しをよくしましょう。またのどが渇かなくても水分補給をしましょう。
  • 幼児
    晴れた日は地面に近いほど気温が高くなるので、大人以上に暑い状態になります。また、体温調節機能が十分発達していないので、注意が必要です。
  • 持病のある人、睡眠不足・体調の悪い人、運動不足の人、暑さに慣れていない人など
    体温調節機能が弱っているため熱中症になりやすいので、体調に合わせて過ごすように注意しましょう。