(4-3)操作及び入力
◆1.
ウェブコンテンツは、特定の単一のデバイスによる操作に依存せず、少なくともキーボードによってすべての操作が可能でなければならない。 メニューなど重要箇所では、マウスでのみ操作可能なメニュー展開(JavaScript利用)を行わない。
◆入力欄を使用するときは、何を入力すればよいかを理解しやすく示し、操作しやすいよう配慮しなければならない。 仮名の入力のとき、ひらがなかカタカナを入力欄の前に明示する。 入力欄に入力する文字種が全角又は半角のどちらかに制限されているとき、そのことを入力欄の前に明示する。 電話番号、郵便番号など入力方法が複数考えられる場合、入力例を明示する。入力欄でハイフンが必要であることを入力欄で明示する。 各コントロールには適切な初期値を設定し、必要最小限の操作とする。 ラベル(対応するコントロールの名称)とチェックボックスなどのコントロールを関連付けること。ラベル部分をクリックしてもコントロールを選択できるようになる。 入力に時間制限を設けないことが望ましい。
制限時間があるときは事前に知らせなければならない。 セキュリティ上の配慮などから入力を一定時間内に終えなければならないときは、その時間を明示する。
◆制限時間があるときは、利用者によって時間制限を延長又は解除できることが望ましい。
◆利用者の意思に反して、又は利用者が認識若しくは予期することが困難な形で、ページの全部若しくは一部を自動的に更新したり、別のページに移動したり、又は新しいページを開いたりしてはならない。 ページの自動的な移動又は更新をするときは、その旨を記述し利用者に知らせる。
◆ウェブサイト内においては、位置、表示スタイル及び表記に一貫性のある基本操作部分を提供することが望ましい。 基本操作バナーを設け、各リンクに形状・色・配置に一貫性をもたせる。 ホームページ内の自由語検索機能を設ける。
◆リンク及びボタンは、識別しやすく、操作しやすくすることが望ましい。 「詳細情報はこちら」と指示代名詞部分のみにリンクを設定せず、「詳細情報を表示」と分かりやすく記述する。 リンク及びボタンは、操作可能なものであることが分かるような表現にする。 リンク及びボタンは、操作しやすい大きさにする。 リンク及びボタンは、誤操作しないように隣り合うものとの間隔(文字間・行間)をとり、必要に応じて縦線(|)や斜線(/)で区切る。 リンクのあるテキストは、アンダーラインを消去しない。
◆利用者がウェブコンテンツにおいて誤った操作をしたときでも、元の状態に戻すことができる手段を提供しなければならない。戻る
